井端弘和が吉川尚輝の足りない点に言及。巨人新戦力と二塁手争いも語った

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 開幕が延期になったプロ野球も1カ月が過ぎ、順調に白星を伸ばしているのがセ・リーグ首位の巨人だ。7月24日時点で18勝8敗2分と、10の貯金を作っている。

 チームの好調の要因は、四番の岡本和真をはじめとした強力打線と、セ・リーグトップの防御打率(3.08)を誇る投手陣の活躍があるが、その中に「新戦力」の頑張りがあることも忘れてはいけない。

 そこで、2018年まで巨人の1軍内野守備走塁コーチを務めていた井端弘和に、注目する若手選手を聞いた。


セカンドでの出場が増えてきた北村拓己(左)と、3勝を挙げている戸郷翔征(右)

──ここまで好調な巨人の中で、活躍が目に留まった「新戦力」はいますか?

「投手では戸郷(翔征)。野手では増田(大輝)と、北村(拓己)も頑張っていますね」

──高卒2年目の戸郷投手は、ここまで4試合に先発して3勝1敗。防御率2.78という成績を残していますが、投手としての魅力はどこにあるでしょうか。

「ストレートに力があることが第一です。それがあってこそ、フォークをはじめとした変化球が有効になる。三振も取れていますし、理想的なピッチングができていると思います。ストレートをバットに当てられることはあっても、しっかり捉えられて長打にされることは少ない。今後、ストレートでも空振りが取れるようになってくると、打者はより手がつけられなくなりますね」

──野手は、セカンドのポジションを争う選手の名前が挙がりました。開幕前はオープン戦で活躍(16試合に出場して打率.391)した高卒3年目の湯浅大選手も注目を集め、6月21日の阪神戦ではスタメンで出場しましたが、今は2軍での調整となっていますね。

「オープン戦で実力があることを示してくれましたが、シーズンに入ってからの緊張感もあったでしょうし、特に各チームのベテラン投手は開幕後に気持ちを入れてきますからね。気持ちの面で難しく、持っているものを出せなかったのではないかと思います。それでも、バッティングは思い切りがよく、インサイドのボールもうまく捌けますから、二軍でしっかり調整できればまたチャンスが巡ってくるでしょう」

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