八重樫幸雄が選ぶ中日ベストナイン。即決した星野仙一氏のすごさとは

「オープン球話」連載第28回 

◆柳田、今宮が即決だったホークスベストナイン>>

【中日歴代ベストピッチャーは星野仙一!】

――ここまで、ヤクルト、巨人、西武、阪神、ソフトバンクの歴代ベストナインを伺ってきました。今回、八重樫さんに選んでいただきたいのは「歴代中日ドラゴンズベストナイン」です。まずはピッチャーから、お願いします!

八重樫 中日のエースと言えば、この人しかいないでしょう。僕にとっては「中日のエース」=星野仙一さんです。これは迷わなかったですね。もちろん、杉下茂さんも伝説の投手だけど、僕が実際に見た投手、対戦した投手でいえば、星野さんがダントツです。


1987年ドラフト1位の立浪和義(右)と握手をする星野仙一監督

――たとえば、80年代には小松辰雄さん、90年代以降も今中慎二さん、川上憲伸さん、山本昌さんなど、リーグを代表する好投手もいましたが?

八重樫 そうだよね。小松も今中も、実際に対戦したことがあるけれど、やっぱり星野さんの迫力にはかなわないかな? ボールの力だけなら、「星野さんがナンバーワンだ」とは言えないんです。でも、精神力の強さ、気持ちのこもったピッチングでは、星野さん以上の人はいなかった。チームに対しての貢献度、影響力を考えたら、星野さんの右に出るピッチャーはいないね。

――星野さんは、後に中日の監督も務めます。そういう意味では、まさにチームを代表するスター選手であることは間違いないですね。八重樫さんは、現役時代に星野さんと対戦していますが、やはりマウンド上の気迫はすごいんですか?

八重樫 僕が一軍に定着した頃には星野さんはすでに現役の晩年でした。一度、九州遠征だったと思うんだけど、長崎の佐世保で若松(勉)さんがホームランを打って、僕もホームランを打ったんですよ。それで、星野さんは現役引退を決意したらしいんだよね。

続きを見る

関連記事(外部サイト)