“神の子”山本KID徳郁さん訃報に“神童”那須川天心、K-1のエース・武尊が追悼コメント

“神の子”山本“KID”徳郁さん死去 “神童”那須川天心、K-1のエース武尊が追悼

記事まとめ

  • ガンであることを公表していた総合格闘家の山本KID徳郁さんが18日に亡くなった
  • キックボクサーで格闘家の“神童”那須川天心とK-1のエース武尊がツイッターで追悼
  • KIDさんの父はミュンヘン五輪代表の郁榮氏、姉は美憂、妹はダルビッシュ有の妻・聖子

“神の子”山本KID徳郁さん訃報に“神童”那須川天心、K-1のエース・武尊が追悼コメント

“神の子”山本KID徳郁さん訃報に“神童”那須川天心、K-1のエース・武尊が追悼コメント

那須川天心

 今年の8月25日に公式のインスタグラムでガンであることを公表していた総合格闘家の山本KID徳郁さんが18日に亡くなったことを、山本さんが代表を務めるKRAZY BEEが18日午後に発表した。41歳の若さだった。

 山本さんは今年8月25日に公式インスタグラムを更新し、「私事で急なご報告となりますが、私山本KID徳郁はガン治療のために頑張っています。絶対元気になって、帰ってきたいと強く思っていますので温かいサポートをよろしくお願いします!山本KID徳郁」(原文そのまま)とガンに侵されていることを告白。格闘技業界全体を驚かせた。ガンの患部などは明かされておらず、死因に関しても現時点では発表されていない。

 ミュンヘン五輪レスリング日本代表の郁榮氏の長男、姉は元女子レスリング世界王者で現在はRIZINで総合格闘家として活躍している美憂、妹の聖子も元レスリング世界王者であり、メジャーリーガーのダルビッシュ有の妻として知られている。美憂の息子であるアーセンも総合格闘家として活動しており、アマレス・格闘技一家として育った山本さんは、アマレスでオリンピック出場を目指していたが、その道を絶たれたとき、当時、美憂さんの夫(後に離婚)だったエンセン井上に師事し、格闘家に転向。

 身体能力と格闘家のサラブレッドとしての潜在能力が、総合格闘技の世界で開花し、修斗のリングでデビューすると、勝ち星を積み重ねて、K-1に参戦。K-1では魔裟斗との対戦で名を上げた。その後、HERO'Sではホイラー・グレイシーにKO勝ち。北京オリンピック出場を目指し一時総合格闘家の活動を休止した時期もあったが、再び復帰を果たすとDREAMを経て、2011年にアメリカのUFCと電撃契約。2015年まで試合を行ったが、その後は公式な実戦は行わず、姉や甥がRIZINなど大会に出場する際にセコンドに付く姿などが見かけられていた。

 若すぎる訃報に格闘関係者に衝撃が走ったが、真っ先に反応したのはキックボクサーで格闘家の“神童”那須川天心だった。

 天心はツイッターで「KID選手。お会いした時に日本の格闘技盛り上げてよ、君なら行けるよと言ってくださいました。絶対盛り上げます。ありがとうございました。」(原文そのまま)と面識があった山本さんから授かった言葉を胸に格闘技を盛り上げていくと宣言。最後は山本さんへの感謝の気持ちで締め括っている。山本さんも“神の子”と呼ばれていただけに、その精神は“神童”天心が受け継いでいく。

 また、K-1のエース武尊も「KIDさん日本の格闘技を盛り上げてくれて本当にありがとうございます。自分より大きい選手を倒していく姿に体の小さかった僕はたくさん勇気貰いました。これから引き継いでもっと盛り上げていきます。天国でゆっくり休んでください。ありがとうございました。」とツイッターを更新している。

 山本さんは後身の育成をしており、姉や甥とともに弟子たちの活躍する姿をしっかり見届けたかっただろう。あまりにも早すぎる訃報は残念でならない。

文・写真 / どら増田、萩原孝弘

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