元AD、元フリーター、元教師…大相撲意外な「転職力士」

元AD、元フリーター、元教師…大相撲意外な「転職力士」

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 空前の大相撲ブームは、力士の卵にも多大な影響を与えているという。「稀勢の里、高安がいる田子ノ浦部屋では、力士7人の同部屋に対し、今年3月には5人も新弟子が入門を志願。16年の春場所では受検者がいなかったことを考えれば、まさに“キセタカ”ブームのおかげです」(スポーツ紙相撲記者)

 通常、相撲部屋に入門を志願するのは、中卒や高卒、もしくは大学相撲経験者が卒業後に角界入りする場合が多いが、近頃は、その傾向に変化があるという。「社会人経験者が、やはり力士になりたいと、仕事を辞めて入門するケースです。というのも、2016年9月の理事会で大相撲への門戸を広げるべく、新弟子検の年齢制限が23歳未満か25歳未満に緩和されたんです。相撲、柔道、レスリングなど格闘技で一定の実績を持つ経験者が対象ですが、これで、転職組にもチャンスが増えました」(前同)

■元フリーターという異色の経歴 こうして、年齢制限ギリギリで力士に転職したのが式秀部屋の阿部桜(24)だ。「阿部は秋田の高校を卒業後、コンビニ店員や解体業、除雪係員、飲食業や交通整理などの職を転々としていた“元フリーター力士”。ただ、母校の相撲部でコーチを務めるなど、実力は折り紙付き。母を早く亡くしたため、一度は角界入りを断念したが、制度が変わったため入門したという苦労人で、今年の4月に初土俵を踏みました」(同)

 また、名古屋場所の前相撲で初土俵を踏み、話題になったのが“元AD力士”。「朝日山部屋の高木城治(21)です。彼は、相撲観戦は好きだが、相撲経験は一切なしという異色の経歴。番組制作会社でADをしていた際、相撲番組を担当したことで、撮る側から取る側になりたいと入門を決意したとか」(別の相撲記者)

■元ボディビルダーはジムでスカウト また、期待の転職力士として名前が挙がったのが、現在、三段目の“元ボディビルダー力士”朝山端(24)。「小学校から大学1年まで剣道をやっており、その後、ボディビルダーに転向。ジムで練習する姿を見た高砂部屋の関係者にスカウトされたそうで、15年の入門時には話題になりました。“ビルダーの筋肉が実戦に向かないという説を覆したかった”そうですが、その後、ぎっくり腰を経験するなど、なかなか苦労しているようです」(前同)

 さかのぼれば、小結にまで上り詰めた転職力士も。「“元高校教師力士”こと、立浪部屋の智ノ花(53)です。日大相撲部出身で、卒業後は体育教師に。大学の後輩である舞の海の活躍に刺激され、92年に妻子持ちながら、教師を辞め、27歳で角界入りしました。智ノ花の影響かは不明ですが、その直後、新弟子検査に年齢制限ができました」(同)

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