夢の中でも「浦安を強くするには」とウンウン唸っています

夢の中でも「浦安を強くするには」とウンウン唸っています

交代する選手を送り出す都並監督(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

都並敏史【監督はツラいよ】(1)

 関東リーグ1部・ブリオベッカ浦安の新監督に元日本代表DF都並敏史氏(57)が就任。2008年のJ2横浜FC以来、10年ぶりに指揮官としてピッチに戻ってきた。7日の今季前期1節・流通経済大戦は2―2のドロー決着。13日のホーム開幕戦は、浦安市運動公園陸上競技場に東京23FCを迎え撃つ(午後3時30分開始)。来季のJFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指す都並新監督に心境を聞いた。

■浦安に単身赴任

 ――14年からテクニカルディレクター(TD)として浦安と深く関わってきました。監督就任のいきさつを教えて下さい。

「昨年の5月15日に母を亡くし、11月には読売クラブ(現東京V)時代からの親友GK藤川孝幸が56歳で亡くなった。母の命日は、くしくも93年Jリーグ開幕戦と同じ日でした。大切な2人との別離を経験した時期にクラブ側の<監督をやってもらいたい>と自身の<監督の立場でクラブを発展させたい>というタイミングが一致しました。自分は魔法使いではありません。チームをいきなり強くすることはできません。それでも全身全霊を懸け、浦安のために働きたいと思っています」

 ――東京・世田谷の自宅から通うのではなく浦安に単身赴任です。

「移動の時間がもったいないですからね。毎日午前5時に起床。地元の葛西橋通り沿いのマクドナルドに入り、ミーティング内容や練習メニューを考えたり、チームづくりの構想を練ったり、対戦相手の研究などをやっています。事務所で午前7時30分からスタッフと打ち合わせ。1時間後に選手を交えてミーティングを行い、午前9時から11時30分までトレーニングです。午後からはスポンサー回り、あと近隣のクラブ、浦安のアカデミーの練習を見ることもあります。1日24時間、とにかく時間が足りません。よく使う言い回しに<寝ている時間以外はフルに働いている>というのがありますが、夢の中でも浦安を強くするにはどうすれば……と唸っている自分がいます(笑い)」

 ――どんなチームを理想としていますか。

「まずはきっちり守りながら、堅守速攻でやっていきたい。対戦相手に応じて3(DF)―4(MF)―3(FW)、3―5―2、4―4―2とシステムを変えたり、戦い方を変えていく<カメレオン型>のチームを目指したいと思っています」

 ――流通経済大戦は勝ち点1にとどまりました。

「途中で3DFから4DFに何度かフォーメーションを変えて攻めに転じたが、勝ち点3を取れませんでした。選手はよく走ってくれた。ホーム開幕戦は、サポーターの皆さんに必ず勝利をプレゼントしたいと思います」 =つづく

(都並敏史/ブリオベッカ浦安TD)

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