葭葉ルミが熊本の研修生をキャディに再起用 「自分が経験できなかったことを味わってもらいたい」

葭葉ルミが熊本の研修生をキャディに再起用 「自分が経験できなかったことを味わってもらいたい」

山崎星(右)と再タッグを組む葭葉ルミ(左) プロのなんたるかをプレーで示す(撮影:鈴木祥)

<CAT Ladies 事前情報◇16日◇大箱根カントリークラブ(6,704ヤード・パー73)>

明日17日(金)に開幕する「CAT Ladies」で今季初勝利を目指す葭葉ルミは、今大会のラウンドを支えるキャディに、19歳の“プロ候補生”を起用する。


大荒れの天候のなか行われたプロアマ。「貴重な経験ができて、面白かった」と語った葭葉のかたわらには、そのプレーを真剣に見つめる眼差しがあった。高校を卒業したてのアマチュア選手・山崎星(せい)がその人だ。

2人が初めてタッグを結成したのは、今年4月に熊本で行われた「KKT杯バンテリンレディス」のこと。葭葉はこの大会で5位タイの好成績を収めたが、そのバッグを担いだのは、試合会場となった熊本空港カントリークラブのハウスキャディを務めていた山崎だった。今回が“再起用”となったが、その意図について葭葉は「相性がいいなと思ったのはもちろんなんですけど、お互いに勉強できればいいなと思い、熊本からわざわざ来てもらいました」と話す。

山崎は熊本空港CCの研修生としてプロを目指しながら、日ごろは所属先での業務にも汗を流す日々を送る。その姿を見て葭葉は、「自分の昔の姿と重なる部分がありました。その時に自分が経験できなかったことを、彼女には味わってもらいたい」と、今大会でのキャディを依頼した。

この機会は、山崎にとってもちろん貴重なもの。初めてバッグを担いで以来、葭葉にまたキャディを務めさせて欲しいというお願いをしていたが、今回二人のタイミングが合い、帯同する運びとなった。「コースマネジメントがプロとアマは全然違う。プロのプレーを目の当たりにして、すごく勉強になります」と、質の違いを感じている。

「ルミさんのキャディをしてから調子が上がりました」とその効果を話した山崎。今年のプロテストは通過できなかったものの、「このタイミングでまた呼んでもらえて、いい経験になります」と表情は明るい。来年のプロテストに向け再びクラブを握るなか、「(葭葉が)つぶやいていることも、私に言ってくれているのかなと思うと嬉しい。ショット練習にもつれていってもらっています」と全てを吸収し、熊本に帰るつもりだ。

葭葉も「(KKT杯-では)どんな状況でも平常心でいられた。ゴルフはメンタルのスポーツなので、精神面でサポートしてもらえれば」と、山崎の役割に期待した。この3日間では、今まで培った経験をプロ候補生に伝えていく。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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