「優勝したときよりもいい状態」石川遼、2年越しの連覇へキーポイントは?

「優勝したときよりもいい状態」石川遼、2年越しの連覇へキーポイントは?

石川遼はグリーン周りに警戒心を示したが好調をアピール(撮影:佐々木啓)

<RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 事前情報◇22日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>

優勝した2016年以来、2年ぶりに芥屋に登場した石川遼。「気持ちも盛り上がっているし、16年よりも今の方がより確信的なものは持てている気がする。ドライバー、アイアンともにその時よりも飛距離が出ている。ドライバーでいうと10ヤードくらい伸びている。勝ったときも火曜、水曜は(痛めていた)腰が重い感じがしたが今は不安もないし、体の部分でも今はいい」と状態の良さをアピールした。


コースの仕上がりも申し分ない。「(グリーンキーパーが)アンドリューさんに変わって、さらに芥屋の良さがでるようなセッティングになりましたが、今年はその中でも一番という感じ。今年は雨が少なくて逆に難しかったと聞いた。グリーンも本当にギリギリのところだと思う。コーライグリーンだから耐えているのかなと。ベントだとここまで硬く速くできない。グリーンの良さを生かした管理がいきとどいている。そこに感動しましたね」。まさに戦う舞台は整った、といったところである。

一方で、裏を返せばそれは警戒すべき点になる。「グリーン周りが難しい。重要になってくるのはアプローチ。ショートゲームというのがキーになる」。約1カ月間のオープンウィークで重点的に取り組んできた部分ではあるが、「やったつもりではいるが、ラフが深くて、グリーンが硬くて速いというコンディションで練習が積めていない。そういうのは練習したものを合わせていく感覚になると思う」。培ってきたものをどう生かすか、という段階を踏まなければならない。

より具体的に芥屋のグリーンの特徴を説明する。「パッティングで言うと、ベントと違う点として、同じ初速で打ったときに減速するまでの距離がベントよりもここのコーライは長い。最初がさーっと滑っていく感じですね。逆に言うと、しっかり打てれば曲がらないまま初速で行ってくれる。コーライだと目にやられるというのはありますが、ここはいい回転で打てれば意外とすっと抜けていってくれる」。他のコースのコーライグリーンともまた違う。芥屋独特の仕上がりにアジャストしていく必要がある。

アプローチでも警戒レベルは高い。「特に上りは逆目になっていることが多い。ファーストバウンドから食われたりする。(芝が寝ている)洋芝だと下りでもスピンがかかっていたら止まるが、コーライの下りだと順目に乗ってスピンが効いていてもほどけちゃう」。だからこそ、ショートゲームがカギなのである。

とはいえ一度制しているコース。感覚は残っているだろう。日本ツアーに復帰して迎える最後に優勝した地。今年もここからギアを上げていきたい。(文・秋田義和)

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