プロテストは1打差に泣くも…丹萌乃が悔しさ晴らすステップ初優勝

プロテストは1打差に泣くも…丹萌乃が悔しさ晴らすステップ初優勝

丹萌乃(右端)は涙のステップ初優勝を果たした(撮影:鈴木祥)

<山陰合同銀行 Duoカードレディース 最終日◇24日◇大山平原ゴルフクラブ(6,463ヤード・パー72)>

国内女子ステップ・アップ・ツアー第15戦「山陰合同銀行 Duoカードレディース」最終日。首位と1打差・3位タイからスタートした丹萌乃が、逆転でステップ・アップ・ツアー初勝利を挙げた。


強風が吹き荒れ、多くの選手がスコアを崩す展開となった最終日。優勝スコアはトータル1オーバーラインで推移していたが、トータル2オーバーで最終ホールを迎えた丹は、2打目でピンそば80cmにつけ、バーディ奪取。「プレーオフにはいけた!と思って、パッティング練習で集中していました」と勝負の時に備えていたが、同スコアで並んでいた最終組の山里愛がパーパットを外した時点で優勝が確定。仲の良い高木萌衣らに祝福され、喜びの涙を流した。

試合後には「最高です、最後バーディを獲れて本当によかった」と表情を崩した丹。2日目終了後には「絶対勝ちたい!」と強く語っていただけに、最終ホールのバーディ奪取も思いを込めたショットだった。

22歳を迎える今季、初のTP単年登録者としてステップ・アップ・ツアーでデビューし、2度の2位フィニッシュ。「スコアの作り方やミスの傾向がわかるようになった。徐々にミスの回数も減ってきて、バーディ数が増加している」と結果を残していた。また今季唯一のレギュラーツアー出場となった「アース・モンダミンカップ」は予選落ちとなったが、レギュラー参戦を無駄にしたくない思いで、土曜日に賞金女王・鈴木愛の組について観戦した。

自信を深めるなか、7月末の最終プロテストに挑んだが、1打差で合格ならず。4度目の失敗で、当然悔しさは残っていたが、「私以上に両親がつらい思いをしていたので、家族のためにもこの試合は絶対に勝ちたかった」と気合に満ちて臨んだ一戦。今大会は同年のプロテスト合格者が多く出場する“ルーキーのデビュー戦”という位置付けだが、「(合格した選手たちに)負けたくなかった。年下の選手も多く参戦してきている。勝利を挙げることができれば、自信をつけられる」とリベンジの念を心に秘めて、初勝利を勝ち取った。

この勝利で、セカンドQT免除の特典を得たが、「(ファイナルから出場できる)ステップ賞金ランク5位以内を目指したい。本当はQTを受けない順位(賞金ランク1位はQT免除で前半戦出場権付与)がいいですが。まずはステップでもう1勝したいです」。今後のステップの日程では、作陽高校時代を過ごした岡山で開催される「山陽新聞レディースカップ」と、地元・愛媛から近い香川開催の「日台交流うどん県レディース」が残っているだけに、「地元の方の応援の前で勝てたら最高です」と、思い入れのある大会での2勝目を誓った。(文・標英俊)

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