弟からの助言で4連続バーディ、香妻琴乃はもがきながら浮上の道へ

弟からの助言で4連続バーディ、香妻琴乃はもがきながら浮上の道へ

パッティング改善でスコアをまとめた香妻琴乃(撮影:村上航)

<ニトリレディス 2日目◇24日◇小樽カントリー倶楽部(6,628ヤード・パー72)>

強い雨が降り始めるなか、「ニトリレディス」2日目のホールアウト後、練習グリーンでボールを転がし続ける選手がいた。2014年の平均パット数1位の香妻琴乃だ。


賞金シードに入れない日が続く香妻琴乃。今季はレギュラーツアーとステップ・アップ・ツアーを行ったり来たりだが、6月以降に出場したレギュラーでは5戦連続で予選落ち。得意のパッティングが入らない状況から、今まで体験したことのない数値や映像でパッティングを検証するスタジオに駆け込み、アドレスを見直した。すると前週の「CAT Ladies」でいきなり6位タイに入った。

今週もグリーン上での勝負は続くが、大会2日目の後半には4連続バーディを奪うなど、波に乗ることもできている。そこで思い出したことが弟でプロゴルファーの陣一朗からのアドバイスだった。「グリップが体の真ん中にあって、左手首が甲側に折れていました。それをもっとハンドファーストにして、手首をロックしたら、といわれて。イメージは左手の甲でフォロースルーを押し出す感じです」。

左手首が曲がっていると、無駄な動きが入ってしまい、いわゆるパンチが入ってしまったりと、いいことがない。前半は池に入れるなどスコアを落としたのもあるが、「チャンスについても決まっていなかった」というパッティングのこの修正で、予選落ちもちらつく位置から一気に24位タイまで浮上。上位進出に望みをつないだ。

「1ラウンドの中で、ショットもパッティングも悪いときといいときがはっきりしているのをなくしたいですね。なるべくボギーを打たないように」。強みのパッティングに自信を戻しつつあるいま、浮上への期待も膨らむ。「決勝ラウンドでは4アンダー、4アンダーを目指したい」と、強気発言も飛び出す。雨中のパッティング練習で濡れた体を拭きながら、充実感と期待感を胸にロッカールームに入っていった。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>