【勝者のギア】パット巧者の大砲・出水田大二郎の初優勝ギア「軽いシャフトで振りやすくなった」

【勝者のギア】パット巧者の大砲・出水田大二郎の初優勝ギア「軽いシャフトで振りやすくなった」

ツアー初優勝を挙げた出水田大二郎 25歳に飛躍の気配が漂っている(撮影:佐々木啓)

<RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇26日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>

わずか50cmのパーパット。だが、打つ本人は震えていた。レギュラーツアーで初めてのウイニングパットに手の震えは止まらず、「もう(震えは)止まらないと思って」と打った球はカップに収まり、出水田大二郎がプロ転向8年目でうれしい初優勝を挙げた。


183センチ、83キロ。ドライビングディスタンスはツアー10位の大砲(平均296.15ヤード)だが、これはオフにシャフトを軽く(60グラム台に)してさらに飛距離が伸びた結果だとか。本人いわく「振りやすくなった。飛距離にして5ヤードくらい伸びていると思う」。

またアイアンを新作に替えたのは7月の「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」から。ロングアイアンとそれ以下で2つのモデルをコンボさせるのは前作から同じ。「3I〜5Iはフルキャビティにしています。楽に球が上がるので、グリーンを狙うのにはフルキャビディのほうがいいかと思って」。

ダンロップの担当者は「距離をきっちり合わせる目的でこのセッティングですね」。また、セッティングの全体的な傾向として「出水田プロはフェーダーなので、つかまえつつもフェードで戻ってくるセッティングにしています」とのこと。

今大会は国内男子ツアー唯一の高麗グリーン。完璧に仕上がった、硬く・速く・芝目の強いグリーンに手を焼く選手が多い中、出水田の今大会の平均パット「1.600」は出場選手中1位 。今季全体を通しても6位につけるパット巧者ぶりを発揮した形だ。

また、「ボールを(鋭角に)潰し過ぎないように入射角を抑えた」と、持ち前の高弾道のアイアンショットに今夏磨きをかけたこともプラスに。17番(202ヤード・パー3)では、7Iで他の選手よりもはるかに高いハイフェードを放った。キャリー不足で転がってショートする選手が多い中、硬いグリーンをものともせず5mにつけ、バーディ奪取だ。

同郷の先輩で今季2勝とブレイクした秋吉翔太いわく、「大二郎は飛ぶし、ショットはいいのにボギー打ったらすぐにマイナス思考になる」。自身も「メンタルは弱いほう」と自認するものの、この勝利で元々のスケールの大きなゴルフがさらに飛躍しそうだ。

【出水田大二郎のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:ダンロップ スリクソン Z565
(10.5°、KUROKAGE XD60/X/45インチ)
3W:ダンロップ スリクソンZ F45 Tour(15°)
UT:ダンロップ スリクソンZ U45(17°)
3I〜5I:ダンロップ スリクソンZ585
6I〜PW:ダンロップ スリクソンZ785
A,SW:クリーブランド 588 RTX-3(52,58°)
PT:オデッセイ O-WORKS BLACK ♯3T
BALL:ダンロップ スリクソンZ-STAR XV

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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