【勝者のギア】クラブを替える度に強くなるアン・ソンジュ、今季4勝の1Wはすべて別スペック

【勝者のギア】クラブを替える度に強くなるアン・ソンジュ、今季4勝の1Wはすべて別スペック

アン・ソンジュ、またもや1W変更で勝利を手にした(撮影:村上航)

<ニトリレディス 最終日◇26日◇小樽カントリー倶楽部(6628ヤード・パー72)>

北海道の小樽カントリー倶楽部で行われた「ニトリレディス」。クラブ契約フリーのアン・ソンジュが2位に3打差をつける圧勝で今季4勝目を挙げた。7月の「ニッポンハムレディス」に続き、これで北海道では今季2勝目。3日目に強風が吹き荒れたタフな洋芝の長いコースで強さを見せた。


■またしてもドライバー変更で勝利

今季3勝はすべて同一ドライバーヘッドで別シャフトスペックだったが、今度はドライバーを替えての優勝だ。しかも、今回の優勝は前回よりも使用ギアの変更が多い。まずは「全英オープンに行ったときに作ってもらいました」という新しいキャロウェイのドライバーだ。

これまでの勝利は『ローグサブゼロ』だったが、今回はヘッドが一回り大きい『ローグ』を選び「ヘッドが大きくて安心感があります」と言う。前回はシャフト軽量化、長尺化で安定感を求めたが、今回はヘッド形状でさらに安定化を図った。

その効果か、長いコース設定でも状態は良好。平均262.75ヤードをかっ飛ばし、FWキープ率も56ホール中35回とまずまずの結果だった。近年は首痛に悩まされていたが、軽量化やシャフト変更をシーズン中に繰り返しながら、ことごとく結果に結びつける姿は驚異的だ。

■初のアイアン型UT、ミズノプロのウェッジも初投入

使い慣れた『ミズノプロ518』アイアンに変更はないが、新投入のウェッジがありながら72ホール中52回の高いパーオン率をマーク。洋芝のコース、途中今季一番強い風が吹き荒れた距離の長い4日間大会で他を寄せ付けなかった。

前回の優勝はミズノ『T7』ウェッジ(49°、52°)だったが、今回『ミズノプロS18』49°を新投入、52°は元々入れていたモダートに戻した。『S18』を入れた理由に「丸みを帯びた形状がすごく良くて構えやすい。あまり角張ったモノだとイメージが出ません」。柔らかく球を包み込む形状が、バリエーション豊かな寄せ技のイメージにぴったり合うのだとか。

また、UTもキャロウェイのアイアン型を新投入。来日時には3Iを入れていたほどアイアンショットには自信がある。「元々ウッドよりアイアンの方が好きなので、今回は4Uではなく、4番のアイアン型にしました」と、狙い通りの結果を得ていた。

クラブ契約フリーの立場を楽しみながら結果を出すソンジュ。通常のプロなら、シーズン中の度重なるクラブ変更はリスクとなるが、実力者にその常識はまったく当てはまらない。女王・鈴木愛の居ぬ間に、過去3度の女王は手がつけられない状態になってきた。

【アン・ソンジュの優勝セッティング(WITB=What’s in the Bag)】
1W:キャロウェイ ローグ(9°ツアーAD TP-4/S/46.5インチ)
3W:キャロウェイ ローグFW(15°クロカゲXD50/SR/43インチ)
3U:PRGR RS FW(19°ツアーAD UT65/S)
4U:キャロウェイ X FORGED(N.S.PRO850GH/R)
5I〜PW:ミズノプロ518アイアン(N.S.PRO850GH/R)
AW:ミズノプロ S18ウェッジ(49°)
A,SW:モダート SDウェッジ(52,58°)
PT:オデッセイ オーワークス 2ball BLADE
BALL:タイトリスト PRO V1

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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