進化し続ける不死鳥 大山志保は再び成長して“特別な場所”へ

進化し続ける不死鳥 大山志保は再び成長して“特別な場所”へ

大山志保が特別な場所・みずなみに戻ってきた(撮影:佐々木啓)

<ゴルフ5レディス 事前情報◇30日◇GOLF5カントリーみずなみコース(6,545ヤード・パー72)>

一回り大きくなって「特別な場所」と語るGOLF5カントリーみずなみコースへと帰ってきた。「本当にこのコースは好きですね。アップダウンがあるところも芝の感じもラフも。戦略性が高いところも大好きです」。そう話すのは2014年の覇者・大山志保。


大山にとってみずなみは優勝した以上とも言える思い出がある。2009年に左肘関節内靭帯(じんたい)損傷の大ケガを負い戦線離脱していた大山が、翌年復帰戦の舞台としたのがここみずなみカントリー倶楽部(当時)だった。

「この舞台に立ちたいとリハビリを続けてきて。飛ばなくてもいいからゴルフをやりたい、そう思っていて復帰できたのがここでした。ここは特別な場所です」。その復帰戦となった1番ホールで、大きな拍手でギャラリーに迎えられた時は涙が出そうだったという。

そして15年以来となるみずなみでの開催となった今年は、新たなケガを克服してやってきた。昨年9月に発症した頸椎椎間板ヘルニアのため、試合出場はままならず、オフの期間もリハビリに終始。周囲から“引退したほうがいいよ”と言う声も聞かれたが、「ケガには負けたくない。私のゴルフはここで終わりじゃない」と懸命に試合出場を目指し、今年5月の「ほけんの窓口レディース」で復帰。そして6月にこれまた「大好き」と語る「ヨネックスレディス」で復活優勝。まさに不死鳥のごとく復活した。

それだけに久々のみずなみにもただならぬ思いが。「今年はまた別のケガを克服して来ましたが、自分が成長して戻ってこられているというか、一歩一歩前進しているのが分かる場所でもあります」。また、さらに強くなって岐阜の地へと舞い戻ることができた。

一回り大きくなったのは外見も。状態も良くなり、ようやく先週からトレーニングを再開。「やっとできるようになりましたね。体の調子もいいです」と本調子へと戻ってきた。

課題も体の状態からゴルフへ。「あとはパットが入ってくれればいい。チャンスについてのミドルパットですね。ストロークはいいので、入り出したら入ってくれると思う」。14年に優勝したときはトーナメントレコード。しかも最終日はパープレーだったため、予選ラウンドの2日間で16アンダーという驚異的な数字をたたき出したのがこの“特別な場所”。その時のイメージが出てくれば、大山らしい止まらないバーディラッシュがまた見られそうだ。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>