「頭の中がパンクしそう」三ヶ島かなを混乱させる難コースの呪縛

「頭の中がパンクしそう」三ヶ島かなを混乱させる難コースの呪縛

小樽のイメージを払拭し、三ヶ島かなが再び優勝争いを演じる(撮影:佐々木啓)

<ゴルフ5レディス 事前情報◇30日◇GOLF5カントリーみずなみコース(6,545ヤード・パー72)>

「ゴルフ5レディス」の開幕前日に「頭の中がパンクしそう」と話すのは三ヶ島かな。「ニトリレディス」での3日目の優勝争いの最中に起きたルールトラブル、そして最終日の優勝争い。そして今週27日(月)、28日(火)に行われた「日本女子オープン」の最終予選会にも出場。「うれしいこともあって嫌なこともあって」と激動の日々を過ごしている。


めまぐるしい中で切っても切り離せないのが、優勝争いを行った小樽カントリー倶楽部。ツアー屈指の難コースとして有名だが、どうやら体に染みついた“小樽の呪縛”が混乱の原因の1つらしい。

「小樽はすごく難しいコースで、マネジメントを覚えると言うよりも“自分の体に染みこませる”イメージ。ちょっとのミスで結果がガラッと変わるし、気持ちとゴルフのコントロールがいつも以上に問われるところだと思う」。そうやって体に覚えさせた結果が3位タイという今季のベストフィニッシュだった。

だが、ここからが大変だった。体に染みついた“小樽”がなかなか落ちてくれない。日本女子オープンの最終予選が行われた、千葉県にある紫カントリー倶楽部すみれコースは、趣きもグリーンのスピードも北の名門コースとは全く違った。「ショットのイメージは良かったし、ピンポジションが振ってある中で攻めていけたけど…グリーンのスピードだったり、まだ小樽のイメージが残っていたままで難しかった」。結局、トータル5オーバー・71位タイと本戦への切符を逃した。

とは言え下を向いてばかりもいられない。プロアマ戦に入っていない三ヶ島が、今週のゴルフ5レディスで練習ラウンドができるのは水曜日のみ。これが知っているコースなら、水曜日は休んで初日から徐々にアジャストしていく、というスケジュール組みもできたかもしれないが、GOLF5カントリーみずなみコースは初めてのコース。すぐに移動して、29日(水)に練習ラウンドを行った。そうして出てきたのが冒頭の「頭の中がパンクしそう」という言葉である。

「上がり4ホールくらいはあまり覚えられていない…」と今週3つ目のコースを覚えるのは大変そうだが、「ラフが長いのでショットメーカーが有利。しっかりとフェアウェイに置いていきたい。ラフに行ったら行ったで“来週のメジャーの練習になるかな”と思って切り替えます(笑)また、グリーンは砂が多く固いので気をつけたいですね。ベント芝だけどコーライ芝のようでイメージを出しづらいので」と全体的な要所はきっちりと押さえた。

怒濤のような日々と、地域的な問題も重なって大好きなプロ野球チーム・横浜DeNAベイスターズの試合も見られず、「夜のニュースでチェックしています。あとは最近公式インスタグラムができたのでそれを見たり」とこちらも気分転換とまでは至ってない。とくれば、「ショットが曲がらなかったらいけると思う。初日にコースを覚えて、2日目に試して、3日目に爆発。優勝できて、女子オープンの出場権も得られたら最高です」と今大会で最高の結果を出して気分爽快といくしかない。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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