小祝さくらは今季4度目の2位フィニッシュで獲得賞金は約7000万円 裏には血のにじむ努力

小祝さくらは今季4度目の2位フィニッシュで獲得賞金は約7000万円 裏には血のにじむ努力

あと一歩及ばなかった小祝さくら(撮影:村上航)

<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇28日◇武蔵丘ゴルフコース・埼玉県(6585ヤード・パー72)>

一時は首位タイに並んだものの、17番パー3のボギーが響き、首位と2打差のトータル10アンダー、単独2位に終わった小祝さくら。これで今季4度目の2位フィニッシュだが、その表情はサバサバとしていた。「どれだけ2位が多いんですかね(笑)。やっぱり17番のボギーがもったいなかったですね。それ以前にいくつかバーディを獲れるチャンスがありながら、ものにできなかったので仕方がないと思います」と分析する。


17番のボギーとは、10メートルのバーディパットを2メートルオーバーし、それを外してしまったホールだ。結果的に、このホールがバーディだったならプレーオフにいけたことになるが、その考えは小祝に一切ない。「今日は前半で3アンダー、後半で2アンダーの5アンダーならチャンスがあるかなと思っていたのですが、そこまでいけなかったですからね」とあっさり語る。それでも、未勝利ながら今季の獲得賞金額は6919万5617円となった。実質ツアー1年目ながら、賞金ランキング7位は立派のひと言に尽きる。しかし、その陰には血のにじむような努力があることをご存知だろうか。

「2位に入ろうが、3位に入ろうが、小祝選手は、必ず試合後にボクがお世話になっている練習場へきて、最低でも200球ほど打ち込みを行います。試合に負けて精神的にも肉体的にもきついときに練習するから地力がつくのではないでしょうか」とは、小祝のスイングをチェックする辻村明志コーチだ。トーナメントを開催する場所にもよるが、試合を終えて辻村コーチのいる千葉の練習場に着いたときには、夜の7時を回ることは多い。そこから2時間以上練習した後、何が悪かったのか、辻村コーチとの反省会が始まる。ここ数カ月はほとんど休まずに練習を続けているという。それでも、小祝は自分のショットに納得しない。ラウンド後につい、ぼやきが出るのも、本当に納得のいくショットが打てていないからだ。「正直、小祝選手から調子がいいということばを聞いたことは一度もありません」と辻村コーチも語る。

自分にはゴルフしかない、だったらそのゴルフを納得のいくまでやり抜く。自分がいま何をするべきか理解しているからこそ練習を重ねるのだろうが、果たして、そこまでゴルフに没頭している選手がどれだけいるのだろうか。2位に終わったこの日も、小祝は少しも浮かれることなく、辻村コーチの下でボールを打ち続けているに違いない。(文・山西英希)

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