「日本OP3位だから、お願い…!」 念願かなって立った地元の舞台、嘉数光倫が飛躍を誓う

「日本OP3位だから、お願い…!」 念願かなって立った地元の舞台、嘉数光倫が飛躍を誓う

念願の地元大会出場で力を発揮する嘉数光倫(左) キャディの佐渡山理莉との息もバッチリだ(写真は初日)(撮影:村上航)

<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2日目◇2日◇PGMゴルフリゾート沖縄(7,270ヤード・パー72)>

18番グリーンでひときわ大きな歓声が上がった。歓声の中で、バーディパットを沈めて力強く拳を振り上げたのは地元・沖縄出身の嘉数光倫。「ギャラリーの方がたくさんいたので、ここは絶対にバーディを獲らないとと思って。本当に嬉しかった」と笑顔を見せた。


地元開催の今大会に出場することが、今年の大きな目標のひとつだった。今季はレギュラーツアーにスポット参戦しながら、下部ツアーのチャレンジツアーにほぼフル参戦。「下部ツアーで、優勝したらこの大会に出られる試合がいくつかあったけど、全部だめで。もうチャンスがないと思っていた」と諦めかけたが、チャンスは突然訪れる。

10月の「日本オープン」で3位タイに入る活躍を見せたことが、大会主催者の目にとまって主催者推薦枠を獲得。「あつかましいけど、“日本オープン3位だから、お願い、出して!”って思っていたので、本当に嬉しかったです」と、念願叶って地元の舞台を踏みしめた。

出場が決まってすぐに声をかけたのが、同郷のアマチュア・佐渡山理莉(名護高3年)。ナショナルチームの一員で、安田祐香らとともに“プラチナ世代”として注目を集める存在だ。嘉数の父が講師を務める沖縄のゴルフアカデミーに所属していて、嘉数の妹弟子に当たる。佐渡山が2016年に沖縄で行われた女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」に出場した際には、嘉数がバッグを担いだ。「そのときにふざけて、僕がこの大会に出たら担いでって言ったんです」と軽く交わした約束が、2年越しに実現した。

今季はチャレンジツアー賞金ランク16位に入り、来年のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得。レギュラーツアーでも賞金ランク53位につけており、翌年の賞金シード獲得も見えてきた。「ここでしっかり稼いで、シードも確実にしたいです。予選通過が目標ではない。難しいかもしれないけど、出るからには優勝したい」。首位とは8打差あるが、トータル3アンダー・25位タイで迎えるムービングサタデー。悲願の出場を果たした大会で、活躍する姿を地元ギャラリーの目に焼き付けたい。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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