鈴木愛は賞金女王レースから脱落 マネークイーンの行方は?

鈴木愛は賞金女王レースから脱落 マネークイーンの行方は?

昨季女王の鈴木愛は脱落となった(撮影:岩本芳弘)

<伊藤園レディスゴルフトーナメント 最終日◇11日◇グレートアイランド倶楽部・千葉県(6741ヤード・パー72)>

賞金女王決定の可能性があった「伊藤園レディス」だが、今回の結果、戴冠は次戦以降に持ち越しとなった。しかし、賞金ランク1位のアン・ソンジュ(韓国)が、2位タイの成績をおさめたことで、大きく女王の座に近づくことになった。


3打差の5位タイで最終日を迎えたソンジュは、1番をダブルボギー、2番をボギーとしながらもその後、圧巻のバーディラッシュ。最終的にトータル12アンダーまで伸ばし、2位タイの賞金800万円を加算した。3日間の競技を終え「(賞金女王のことは)気にしないと言っていましたが、意識は少しありました。自分のなかではつらかった」と本音も口に。「本当にここまで(2位タイ)できるとは思っていなかった。成長を実感しました」と、この日負けた悔しさを感じさせる場面はなかった。

賞金ランク2位の申ジエ(韓国)と同3位の鈴木愛は、揃って6位タイでフィニッシュ。賞金330万円を加算するにとどまった。この結果、鈴木はソンジュとの差が残り2試合の優勝賞金合計4300万円を上回る約4348万円となったため、女王レースから脱落。ソンジュとジエの“一騎打ち”となったが、その差は約3905万円に開き、ソンジュの圧倒的有利の状況が変わることはない。

来週の「大王製紙エリエールレディス」と最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の優勝賞金はそれぞれ1800万円と2500万円。次戦でソンジュが単独6位以内に入ると、ジエが2連勝をしても追いつくことができないため、その時点で4季ぶり4度目の女王の座が決定する。またジエが逆転するには残り2戦2勝が絶対条件となる。

わずかな可能性を残したジエは、その事実を知り「それは良かった」とまずは一安心。「今できることを一生懸命頑張れたので悔いはない」と胸を張ったが、悲願の日本での賞金女王獲得は難しい状況に追い込まれた。(文・間宮輝憲)

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