権藤可恋がカーボンシャフトで優勝争い きっかけは“出場できなかった”日米共同大会

権藤可恋がカーボンシャフトで優勝争い きっかけは“出場できなかった”日米共同大会

カーボンシャフトがいい感じ 権藤可恋が優勝争いへ(撮影:佐々木啓)

<大王製紙エリエールレディスオープン 3日目◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(6525ヤード・パー72)>

今季すでに初シード獲得を決めて、目指すは初優勝の権藤可恋。「大王製紙エリエールレディス」の3日目を終えてトータル12アンダーの5位タイ。トップとは1打差とチャンスにつけている。


「ショットが良い」と先週から入れている新アイアンがキレているという権藤。その新しいテーラーメイドの『P790』にささっているカーボンシャフトがいい感じらしい。

先週ヘッドを替えるタイミングで、アイアンのカーボンシャフトを入れてみたという。「以前からどこかで替えたいという気持ちがあったのですが、ウェイティングで行ったTOTOジャパンクラシックで、米ツアー選手のクラブを見ていたら、意外とカーボンシャフトを使用している選手が多かった。“カーボンでもちゃんとフィーリングを出していけるんだ”と思えて、それが踏み切るきっかけです」。権藤の賞金ランキングはTOTO-の出場枠となる35位を1つ下回る36位。結局、出場権は降りてこなかったが、思わぬところで収穫があった。

実際にグラファイトデザインのカーボンシャフト『Tour AD AD-85』を差して打ってみると想像以上にハマってくれた。「打ったらフィーリングも良かった。それまでショットがまとまってなかったのですが、アイアンが良くなって、そしたら全部のクラブがいい感じになった。前のアイアンで調子が悪かったのは、たぶん開幕からの疲れやトレーニングが減って筋肉が落ちた影響があると思います。カーボンにしてすごく楽です。0.5番手くらい飛距離も伸びました。先週から使って、今週は慣れてきてコントロールショットもできるようになってきたし、縦の距離も合ってきた」。伸ばし合いに付いていけるほどのアイアンショットを手に入れた。

それでも「今日はちょっともったいなかったところがありました。明日はそういうボギーが無いようにしたい」と、反省の言葉が口をつくのもさらに上が見えたからこそ。飛躍の一年の集大成は、逆転優勝こそが可憐で美しい。(文・秋田義和)

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