「優勝争いのゴルフには全部足りなかった」 最後の1試合、松村道央は11年目の道を切り開けるか

「優勝争いのゴルフには全部足りなかった」 最後の1試合、松村道央は11年目の道を切り開けるか

松村道央は崖っぷちからはい上がれるか?(撮影:佐々木啓)

<カシオワールドオープン 事前情報◇21日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県(7335ヤード・パー72)>

2009年から10年連続で賞金シードを維持し続けている松村道央が、岐路に立たされている。プロ転向3年目で初シードを手にすると、10年の「コカ・コーラ東海クラシック」で初優勝。13年の「中日クラウンズ」では松山英樹を抑えて3勝目を挙げたが、ツアー5勝目を挙げた15年の「ブリヂストンオープン」以来、勝利から遠ざかっている。


今季は6位タイで終えた「ミズノオープン」で、予選2日間トップに立ち存在感を示したが、その後は目立った活躍を見せられずに予選落ちが12度。賞金ランクは現在87位と、賞金シード獲得も危うい状態だ。「トップ10や、優勝争いをするゴルフには、ちょっとずつ全部が足りなかった」。ショットとパターの調子が噛み合わない時期が続いたが、「今はいい状態でこれている」と表情はスッキリとしている。

「色々な人に教えてもらうなかで、昔の自分にちかいフィーリングがあった」と、シーズン終盤に来てようやく調子を取り戻しつつある。それだけに、「自分の感触では、あと5試合くらいあったらすごく楽しみなんですが」と少しばかりの悔しさもにじませた。しかし、本大会は総額2億円・優勝4000万円と高額賞金がかかっている。現在68位との差は、約508万円。ここで単独10位以上(賞金524万円)、もしくは優勝を挙げれば大逆転の可能性も残されている。「できることはやって、ベストをつくしたい」と、10年続いた道を閉ざさぬよう、ここで一気にアクセルを全開にするのみだ。(文・谷口愛純)

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