好調・上田桃子が2位発進 イチローのラストマッチから学んだ“勝負の厳しさ”

好調・上田桃子が2位発進 イチローのラストマッチから学んだ“勝負の厳しさ”

上田桃子は歯をくいしばって戦い抜く!(撮影:村上航)

<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 初日◇22日◇茨木国際ゴルフ倶楽部(大阪府)◇6240ヤード・パー71>

開幕から13位タイ、6位タイと好成績を残し大阪に乗り込んだ上田桃子が、この日も好調。4バーディ・2ボギーの「69」、2アンダー・2位タイ発進という結果に「一日通して、いい集中力でプレーできた」とうなずいた。


それでも15番ではピン5mにつけたバーディチャンスから3パット。さらに最終18番も短い距離のセカンドショットを生かせずスコアを落とすことになり、この2つのボギーについての反省も忘れなかった。だが強くうねるグリーンが選手を苦しめる茨木国際GCでの初日を終え、「面を考えて打ち分けるのはショットメーカーじゃないと難しいと思うし、とても集中力が高まります」と気持ちを切らさずにプレー。難しいながら自身のプレースタイルに合うコースに、やりがいすら見出している。

昨夜は、大事なことを再確認するニュースがあった。それが『イチロー現役引退』の一報だ。遠征先のテレビでマリナーズ対アスレチックスの試合観戦をした上田は、ノーヒットで現役最終試合を終えたイチローを見て、こんなことを思ったという。

「最後の日に打ちたいという気持ちは大きかったはず。でも気持ちだけでは、どうにもならないという場面を見て、改めて“勝負のきびしさ”を感じました」

実際に会ったことはないというが、米ツアーに参戦している時には、当時ヤンキースに所属していたイチローの試合観戦にも行き、日本が誇るスーパースターの“定位置”ライト近くの席で応援。著書などを読み、思考法なども参考にした大きな存在から、最後の最後までアスリートとして重要なことを学んだ。

この日のパーオン率は100%。ツアー屈指のショットメーカーが、自分の強みを最大限に発揮し、好結果につなげた。「一つひとつ自分がやるべきことに集中しないといけない世界だと感じました」。これからもその思いを胸に秘め、まずは残り2日間、自分にできる仕事を黙々とこなしていく。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>