スイングの修正は「ダイエット」? 大山志保が“大人のゴルフ”で急上昇

スイングの修正は「ダイエット」? 大山志保が“大人のゴルフ”で急上昇

ますます磨かれる? 大山志保は“大人のゴルフ”で首位争いへ(撮影:佐々木啓)

<ヤマハレディースオープン葛城 2日目◇5日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6,564ヤード・パー72>

“不死鳥”が、一気にリーダーボードを駆け上った。大山志保は4バーディ・ノーボギーの「68」をマーク。難関・葛城をボギーフリーのラウンドで攻略し、初日の35位タイからトータル1アンダー・3位タイに上げ、優勝争いに名乗りを挙げた。


「ショットがよかった」。2日目のラウンドは、この一言につきた。この日をアンダーパーで終えた選手はわずか12人。引き続きのガマン大会という展開のなか、大山は大出瑞月と並びベストスコアタイをマークし、クラブハウスへと戻ってきた。「難しいコースですが風を味方にできました。私はアゲインストが好き。パンチショットで重い球を打てるので、番手を上げる必要もないですし」。ベテランならではの技で、難コンディションを克服した。

先週は地元・宮崎の「アクサレディス」で今季初となる予選落ち。思い入れは深いだけに、当然悔しさを残しながらコースを後にした。たが、「やることはたくさんあるので、下を向いて落ち込んではいられない。前を向いて、自分がやるべきことをしっかりやらないといけないなと思っています」とすぐに気持ちを切り替えた。

これに対して『大人になった?』という質問が飛ぶと、「40歳を超えても、まだ大人になれていないですね。『この年でまだこれか?』と思うことはたくさんあります」と、まだ“精神的に熟成しきれていない”という自己評価を吐露。だが、この日のラウンドについては「精神的にもよかったです。バーディチャンスを外しても自分を許せた」と“成長”を感じ取った。

これまで何度もケガに泣かされてきた大山。長期離脱を余儀なくされた「頸椎(けいつい)椎間板ヘルニア」などを発症し、そのひずみがスイングにも表れているという。「去年はごまかしながらやってきましたが、その場しのぎだったことでフィーリングが合わなくなってきた」。しかし、それも徐々に「良くなっている」と手ごたえを感じているなかでの、この日のラウンドだった。

「スイングの修正はダイエットと一緒。短期集中で一気に改善しようとしても、すぐに元に戻ってしまう。ダイエットもゴルフも気長にコツコツやりたい。明日も、スイングの修正をしながら、気持ちを穏やかに大人のゴルフがしたいですね」。最後は“大人の魅力”がつまった言葉で、締めくくった。

<ゴルフ情報ALBA.Net>