【初シード選手の素顔:嘉数光倫】「センスが抜群にいいタイプではなくて、時間がかかる」

【初シード選手の素顔:嘉数光倫】「センスが抜群にいいタイプではなくて、時間がかかる」

沖縄の新鋭・嘉数光倫 真面目そうに見えて意外と…?(撮影:村上航)

いよいよ今週の「東建ホームメイトカップ」で、新シーズンの国内開幕を迎える男子ツアー。今年を彩る新たな精鋭たちはどのようなプレーヤーなのか。初の賞金シードを獲得した選手の素顔を紹介していく。


2018年はチャレンジツアーとレギュラーツアーを掛け持ち参戦した嘉数光倫。レギュラーツアーでは10月の「日本オープン」では3位タイに入り、地元沖縄での参戦となった11月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」を迎えたときには賞金ランク53位でシード権を手中に納めていた。その後も「カシオワールドオープン」で7位タイに入って賞金ランクは45位で終了と、余裕の位置で自身初のシードを獲得した。

■シードが決まったときの、率直な気持ちはいかがでしたか?
「ほぼ大丈夫という段階になったのが、HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPだったかな。決まったうれしさはありましたが、後半戦で調子がよかったので、すでに頭のどこかは優勝を意識していた。なので、各試合が終わった後には悔しさが出てきて、そちらの方が大きかったかなと思います。ここが目標ではなく、もっと上にいくことが目標なので」

■2018年は大活躍でしたが、これまでと何か変えたことはありましたか?
「パッティングですね。課題に思っていた部分だったので、グリップと、練習のやりかた、考えかた、全部変えました。クロスハンドに変えたり、距離感を重視した練習をやるようにしたりして、大分よくなった。前半が悪すぎたので、後半はスタッツも上がってると思いますよ。あとは、攻める姿勢ですね。気持ちの面では常に攻めたいし、いいところにいったら優勝をバンバン意識してやっているので、そこも今後、ぜひ見てほしいです」

■プロ転向から7年目での初シード。ここまで、モットーにしてきたことはありますか?
「“継続は力なり”。父の教えです。僕は28歳で初シードですけど、早いほうではない。僕はゴルフのセンスが抜群にいいタイプではなくて、時間がかかるタイプ。すぐに成果は出ないので、コツコツ継続するのが大事ですね」

■父の森勇さんは、沖縄でアカデミーを開校していますよね。他に教わったことは?
「プロゴルファーとして、ちゃんと人前で話せるようにと教えられてきました。なのでこのインタビューも、ほとんどそのまま使えると思いますよ!(笑)」

■お話し上手な嘉数選手ですが、周りからはどんな性格だと言われますか?
「周りからは、マジメすぎると言われます。でも、よく知っている人からは、ちょっと変わってるねって」

■変わっている、というと?
「感覚が普通じゃないみたいで。たとえば、“イタメシ”って初めて聞いてから、ずっとチャーハンのことだと思ってて。炒める飯でしょ!みたいな。ちょこちょこそういう事件が起きているので、自覚症状はあります(笑)」

■沖縄では、毎回ファンからの声援に笑顔で応える姿が印象的でしたが、そこも意識をしている?
「そうですね、そこは特に意識しました。今まではレギュラーで回っても裏街道ばっかりだったので(笑)。比較的、お客さんが見てくれるような位置で回れたので、せめて声援にはしっかり応えようと思っていました」

■今年からファンに見てもらう機会がさらに増えますが、今後の目標は?
「なるべく早く優勝して、トッププロの仲間入りをしたいですね。優勝しないと記憶にも記録にも残らないので、名前を覚えてもらうには優勝しかない。18年の後半戦を戦って、そんなに手の届かないものではない、という手応えもある。大きな目標としては、米国ツアーでやりたいというのが一番です。海外はすごくいきたいので、チャンスがあればどんどん挑戦したいです」

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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