例年よりも軟らかい難グリーン イメージの切り替えが好プレーのカギ?【記者の目】

例年よりも軟らかい難グリーン イメージの切り替えが好プレーのカギ?【記者の目】

菊地絵理香ら多くの選手が感じ取ったグリーンの“異変”とは?(撮影:上山敬太)

<KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目◇20日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6428ヤード・パー72>

予選ラウンドが終わった「KKT杯バンテリンレディス」。首位を走る大西葵、イ・ソルラ(韓国)のスコアは6アンダー(昨年2日目終了時は4アンダー)、アンダーパーは21人(同11人)、カットラインは3オーバー(同4オーバー)といずれも昨年大会よりも良いスコアが並んでいる。


天気や風など様々な影響はあるが、その要因の一つが例年よりも軟らかいグリーンだ。熊本空港カントリークラブのグリーンと言えば“硬くて速い”が定番。過去10年で優勝スコアが二桁アンダーに到達したのがわずかに一度、というのも難しさを物語る一つの数値である。

2015年大会の覇者でトータル3アンダー・7位タイにつける菊地絵理香は、上位にいるがホールアウト後には「まだまだ」といった表情を見せた。その理由として「グリーンが止まるからですね。ここは止まらないのに慣れてしまっているので、突っ込めない。そういった逆の難しさが今年はあります」と話した。

熊本出身で現在トータル2アンダー・13位タイの有村智恵も、「結構軟らかいと思います」という。「毎日水をまかないとこうならないと思います。もちろん、軟らかいほうがスコアが出ますよね。だからいつもは“パーでいい”という感じなのが、バーディを獲っていかないといけないようになる。そこは切り替えていくしかないですね」と例年とは違うグリーンを感じ取った。

今大会で2勝を挙げており、現在トータル5アンダー・3位タイにつける李知姫(韓国)もこれまでと違う戦い方をしているという。「今年はすごく軟らかいですね。私は火曜日にコースに入ったのですが、火曜日は硬かったグリーンが水曜日から軟らかくなりました。今年は狙っていっても止まります。ここまでは、その辺りのイメージのアップデートがうまくいっていますね」。この言葉を聞いても、去年までのイメージを取り払う大事さが伝わる。

他にも大山志保や上田桃子といった熊本に縁のある選手たちからも同じような話が聞かれたが、皆口をそろえて言うのが「最終日はもっと硬くなると思う」ということ。果たして最終日のグリーンは、昨年の最終日ほどまで硬くなるのか。はたまた今年の予選ラウンドを踏まえて、そこまでは硬くならないのか。グリーンへのアジャストが優勝へのカギを握りそうだ。(文・秋田義和)

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