「来年が最後だと思った」 BJが記録づくめの逆転勝利

「来年が最後だと思った」 BJが記録づくめの逆転勝利

44歳のB・ジョーンズが3季ぶりの優勝を決めよろこびを爆発(撮影:鈴木祥)

<東建ホームメイトカップ 最終日◇21日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7081ヤード・パー71>

ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)のキャディバッグに描かれた鮮やかなペイント。今後のゴルフ人生をイメージして知人に描いてもらったという、アボリジニアートだ。太陽のようなデザインが目を引くが、実際のキャリアは明るいことばかりではなかった。


「プロになって約20年、家族や子どものこともあって来年くらいが最後だと思っていた」。ツアー14勝を誇るキャリアを築いてきたが、ここ3年は勝利から遠ざかっていた。2013、14年と左手首を痛めて2度の手術。さらに44歳を迎えて視力も落ちるなど「前はゴルフが大好きだったが、最近はルーティンというか、ただ仕事としてこなしているだけだった」と振り返る。

再び勝利を目指し、このオフはパター練習を強化してきた。その成果が最終日に爆発し、この日はスタート1番から12mを沈めてバーディ発進。6番で12m、11番でも6mと長いバーディパットを次々と決めていった。最終18番では2打目がグリーンをオーバーしてギャラリースタンドに当たるハプニングもあったが、「チッピングが得意ではないから」と3打目をラフからパターで打って5mに寄せ、これを沈めてパーセーブ。1イーグル・5バーディ・ノーボギーの「64」と圧巻のプレーで、首位からの2打差をまくって逆転優勝を飾った。

「また勝つことができて、今後についてはちょっと分からなくなった(笑)。50歳まではやりたくないけれど、勝つと気分もいいし、戦いたいと思う間はやりたい」。本大会での優勝は2012年以来で、これでツアー通算15勝目を達成した。海外選手の最多優勝記録では1973年のツアー施行後では20勝のグラハム・マーシュ(オーストラリア)に次ぐ歴代2位。海外選手では初の生涯獲得賞金10億円突破という金字塔も打ち立てた。再び光を見いだし、次のステージに向けて歩みを進めていく。(文・谷口愛純)

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