ショット不調の原英莉花が初V  飛ばし屋有利のコース攻略へ、選んだのはウッズと同じシャフト【勝者のギア】

ショット不調の原英莉花が初V  飛ばし屋有利のコース攻略へ、選んだのはウッズと同じシャフト【勝者のギア】

原英莉花は“タイガー・シャフト”で初優勝を手繰り寄せた(撮影:岩本芳弘)

<リゾートトラストレディス 最終日◇2日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6560ヤード・パー72>

国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」では、原英莉花が2ホールに渡るプレーオフの末にペ・ソンウ(韓国)を下し、うれしいツアー初優勝を挙げた。


決してショットの調子が良いわけではなかった。首位発進を決めた初日のホールアウト後には「ナイスプレーをしたという感覚がないんですよね」と発言。「やれることをしっかりやれた、という感じで。自分が思うナイスプレーではなく、結果的にいいスコアで回れたなという気持ちです」と手応えはあまりなかった。

ここにはショットメーカーらしい矜持があった。ショットの状態が良いときは「ここに打ち出して、ここから曲げて…」とドローもフェードもイメージして打つが、今はもっとアバウトに「ここさえクリアできればいいや」という程度。「狙っているショットとは違うんですよね」と目指すところとは違うなかで、首位発進に困惑もあった。

ツアー屈指の飛ばし屋でならしているが、「今年は飛距離が落ちていて、クラブも模索中です」と納得できるショットはまだ戻ってきていない。打開策を見つけるべく、先週からはヘッドにシャフトに色々なものをテストした。

そんな原がフラットで飛ばし屋有利の呼ばれるコース・グランディ浜名湖ゴルフクラブで戦うために投入したのが、三菱ケミカルのシャフト『テンセイ CK プロ オレンジ』。先端剛性が高く手元調子のこのシャフトは、タイガー・ウッズ(米国)やローリー・マキロイ(北アイルランド)も昨年投入して飛距離がアップしたモデル。そんな新たなシャフトの力も借りて、調子の悪さをカバーした。

もう一つ、原の14本で忘れてはいけないのが、師匠のジャンボから「これをつかえ」と会場に送られてきたオデッセイの『EXO ROSSIE』。「フジサンケイレディス」から使用しており、「私が悩んでいるときに会場に送ってくれたのですが、それを調整して使い始めたらすごくフィーリングが良くて。それまでピン型を使っていたのですが、ミスヒットが多いと見立ててくれたみたいです。また1インチ長くなっていて、もっと姿勢を良くして視野を広く、という意味もあると思います」。今季の1ラウンドあたりの平均パットは30.9444の88位と苦しんでいるが、この3日間の平均は29.00。最終日には17番で値千金の9mのバーディパットを沈めるなど、ショットが不調のなか、大いに力となってくれた。

また、原は今季より宮里藍、宮里美香に続きアイウェアのオークリーと契約。レンズこそ違うが、松山英樹と同じレーダーロックを着用した。こういったクラブ以外のギアも初優勝の後押しをしてくれたに違いない。

【原英莉花優勝時のセッティング】
1W:ミズノ Mizuno Pro MODEL-E 8.5度
(三菱ケミカル テンセイ CK プロ オレンジ 50/X)
3W:ミズノ ST190 14度
5W:テーラーメイド M2 18度
3UT:ミズノ GX 19度
4I〜PW:ミズノプロ 918 アイアン
AW:マスダゴルフ スタジオウェッジ 51度
SW:マスダゴルフ スタジオウェッジ 58.5度
PT:オデッセイ EXO ROSSIE
B:ブリヂストンゴルフ TourB X

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