ガッツ不足を指摘された大山志保 復活の地で本来の姿を取り戻せるか

ガッツ不足を指摘された大山志保 復活の地で本来の姿を取り戻せるか

大山志保 連覇への秘策は…“気持ち”以外ない(撮影:上山敬太)

<ヨネックスレディス 事前情報◇6日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇ 6456ヤード・パー72>

奇跡とも言える復活優勝から1年。また今年も宮崎が生んだ不死鳥が新潟に帰ってきた。「優勝してからあっという間でした。大好きなコース。今回はチャンピオンズパーキングも用意されていて…温かく迎えていただき本当にうれしい」。大山志保は過去3勝を挙げている大会を前に胸を躍らせている。


昨年大会の勝利は今振り返っても「よく優勝できたな」という気持ちだ。2017年9月に頚椎間板ヘルニアを発症。18年の5月に行われた「ほけんの窓口レディース」でツアーに復帰したものの、その時も完治していない状態だった。故障前の力強いスイングも取り戻せず、「あの体調の中で…。強い気持ちと新潟のギャラリーのみなさんのおかげで勝つことができたと思います」とまさに“気合い”でつかんだ復活Vだった。

去年と比較しても体調は雲泥の差。今季は「ヤマハレディース」の8位タイが最高と、実力通りの成績はまだ出ていないが、「数字ほど悪いとは思っていません。なかなかかみ合わないという感じで。試行錯誤をしながらショットはだいぶ良くなっています」と上昇気配があるのは確か。

それ以上に気がかりなのは長年タッグを組んでいるキャディのデイナ・ドリュー氏から言われた「昔みたいにガッツがない」という言葉。「自分でもガッツというのは自然に出ていたもので…」と原因、そして解決策は未だ模索中だ。

だが、ここ新潟で思い出したことはある。「去年は今とは比べものにならないくらい体調が悪かったのに、強い気持ちだけで優勝できた。今週も技術などよりも気持ちで頑張りたいと思います」。あれこれ悩まず、執念でバーディパットをねじ込んでいた姿こそ本来の自分である。

先週の原英莉花をはじめ、黄金世代がツアーを席巻しているが、悔しいというよりは刺激のほうが多い。「負けないぞ、という気持ちよりは刺激になっています。若い選手が出てこないとツアーが盛り上がらないと思いますし、そのなかで私も頑張れたら。若い時を思い出して、もっと積極的にいきたい」と勢いにあやかるつもりだ。

「私には気持ちしかない―」。昨年と全く同じ言葉で締めくくった。(文・秋田義和)

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