ショートゲーム重視の堀川未来夢 飛距離のハンデを埋めたのは?【勝者のギア】

ショートゲーム重視の堀川未来夢 飛距離のハンデを埋めたのは?【勝者のギア】

持ち味のショートゲームで優勝を手繰り寄せた(撮影:鈴木祥)

<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 最終日◇9日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7,387ヤード・パー71>

後続に4打差をつけて圧勝を飾った堀川未来夢。かねてより飛距離アップを目指してウェイトアップや下半身のトレーニングなどを積んできたことに加え、昨年から使っているブリヂストン 『TOUR B XD-3プロト』ドライバーも相性がよく飛距離も「去年より15ヤードは伸びた」と成長を見せている。しかし、昨年の平均飛距離は66位タイ(278.2ヤード)、今季は80位(281.5ヤード)とまだまだ上位とは言いがたい。


飛距離が上位とは言えない中でもメジャー制覇に大きく貢献したのがショートゲームだ。自身でも武器として挙げるラインの読みを今回も発揮して、4日間を通して平均パット数1位(1.5652)。今季に入ってから得意のパターも試行錯誤を重ねてきたが、2年以上使っているエースパター、テーラーメイド『スパイダーツアーレッド プロト』に戻ってきた。読みを最大限に生かせる、長年使用して体に染みこんだタッチのフィーリングが4日間60台というスコアにつながった。

ボール選びもショートゲーム重視。契約を結ぶブリヂストンゴルフのボール『TOUR B』シリーズのうち、日本の男子では風に強い飛距離性能を持つ『TOUR B X』を使用する選手が多いが、堀川が選んだのは、タイガー・ウッズ(米国)が使用したことで話題となった契約するブリヂストンの『TOUR B XS』。ウッズも高いスピン性能ととりわけパットのときのソフトな打感を気に入って「マスターズ」制覇を果たしたが、堀川も同様にショートゲームのフィーリングを重視派してよりスピンがかかるXSを選んでいる。

飛距離を補うために上の番手にもアクセント。今季から新たにメンバー入りしたのが7番ウッド。「200〜220ヤードくらいからグリーンに止まるクラブを作ろうと思った。3、4UTは守備範囲が近かったので、それとは別で高い球で210ヤードくらいを簡単に乗せられるクラブをと思って7番ウッドにしました」。中日クラウンズ頃から調整しながら、「〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤルGC」で実戦投入。

男子では珍しい番手のクラブは、宍戸名物の難ホールで真価を発揮。「これが今の自分のフルメンバー。楽に220ヤードくらいが止まるので、17番のセカンドなどはすごく楽にグリーンを捉えられた」と、広い池がグリーン手前に待ち構えるプレッシャーのかかる場面で活躍。多くの選手がここでスコアを落とす中、堀川がここでボギーを叩いたのは最終日のみだった。

【堀川未来夢のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:ブリヂストン TOUR B XD-3プロト
(9.5°Tour AD PT-7X 45インチ D2)
3,5W:テーラーメイド M4(15°、18°)
7W:ブリヂストン TOUR B JGR プロト(21°)
4U: ブリヂストン J15HYプロト(24°)
5I〜PW:ブリヂストン TOUR BX-CB
W:ブリヂストン TOUR B XW-F 52°、58°
PT:テーラーメイド スパイダーツアーレッド プロト
B:ブリヂストン TOUR B XS

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