2週連続Vか、悔し涙へのリベンジか? いやいや…まもなく“後編”の開演時間で〜す!【データ好き!記者A&人情派記者Mの大胆予想】

2週連続Vか、悔し涙へのリベンジか? いやいや…まもなく“後編”の開演時間で〜す!【データ好き!記者A&人情派記者Mの大胆予想】

昨年の雪辱戦に挑む有村智恵 見事優勝で“グラウンドフィナーレ”といきたい!(撮影:上山敬太)

<宮里藍 サントリーレディス 事前情報◇12日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6511ヤード・パー72>

2017年に現役生活を引退した宮里藍の偉大な功績をたたえて、「宮里藍 サントリーレディスオープン」に名称が変更されて2年目となる戦いが6月13日(木)に開幕。兵庫県で今季2度目の開催となるトーナメントの優勝候補は誰なのか。データ好きの記者Aと、ドラマティックな展開大好き記者Mが、それぞれの見地で結末を大予想!


■ハイスコア確実の戦い 歴代優勝者は実力者がズラリ(記者A)

1990年に「サントリーレディスオープン」として産声を上げた大会は今年で29回目。阪神淡路大震災が起きた95年は中止、そして翌年の96年から2008年までは「We Love KOBE サントリーレディス」として、そして昨年からは「宮里藍 サントリーレディス」と名称を変えて行われる。91年に千葉県で行われた以外は一貫して兵庫県内のコースで開催されており、06年に六甲国際ゴルフ倶楽部になってからは現在まで同コースで行われている。

直近5年の優勝者を見ると、11年以降優勝スコアは2桁アンダーと伸ばしあいとなることからか、カン・スーヨン(韓国)以外の3人(成田美寿々が15年、18年と2勝)は同年の平均バーディ数でトップ10に入っている攻撃的な選手が栄冠を掴んでいる。当然のようにスーヨン以外の優勝年の平均パット数(パーオンホール)はトップ10以内。スーヨンは11位だが、平均パット数(1ラウンド当たり)で1位のパター巧者だ。

また、スーヨンを除けば全員その年の賞金ランクトップ10以内。15年の成田を除くアン・ソンジュ、キム・ハヌル(ともに韓国)、18年の成田はトップ5以内。スーヨン以外はすべて今大会前にすでに1勝以上挙げていた。今大会の優勝賞金が高いこともあるが、やはりその年の調子の良い選手を狙いたい。

■複数回優勝者はデータにピタリとハマる! 体調さえ良ければ2週連続Vへ

今季2勝を挙げている勝みなみ、申ジエ(韓国)、上田桃子の3人は全員平均バーディ数、平均パット数(パーオンホール)でトップ5以内。特に勝はともに1位、ジエはともに2位とデータ上で光る。

だが、大会との相性で言えば上田に分がある。昨年はスコアの誤記で失格となってしまったが、08年には優勝しており、過去5年でもトップ5が2回。疲労さえなければ、縁のある兵庫で2週連続優勝というストーリーも見えてくる。

もう一人気になるのが河本結。平均バーディ数4位、平均パット数(パーオンホール)は8位。前回出場した「リゾートトラスト レディス」では一時トップに立つも原英莉花に敗れ悔し涙を流したが、その時は「フィジカルのコンディションはいいけど、体調はあまり…」と状態が良くなかったのも事実。1週空けて体調が万全なら、2勝目が見えてくる。

■昨年大会が劇的だっただけに、やはり期待したいのは…(記者M)
今大会の響きを聞いて思い出すのは、やはり1年前の激闘でしょう! 成田と有村智恵の4ホールにわたるプレーオフは、頭からつま先まで痺れるものだった。2ホール目に1.5mのバーディパットを外しチャンスを逸した有村。一方の成田は最後2mのチャンスを沈めるバーディで決着をつけ、大会名に「宮里藍」の名が冠されてから初となる大会を制したことは、昨日のこと…いや、もはや30分前のことのように思い出せるのだ。

そうなると、今年期待するドラマは“リベンジ劇”! ずばり有村の1年越しの優勝…そんな展開でニヤリといきたい。『あっ、去年の大会は劇の前編で、今年が後編だったのね!』というセリフを吐き出す最終日を思い描いたのだった。昨年「サマンサタバサレディース」で、12年以来となる6年ぶりの復活Vを達成した有村は、「サントリーレディスの時に、今後優勝できるかもしれないという手ごたえを感じた」ということも口にしていた。強い意気込みで、兵庫に乗り込み、見事“後編”のストーリーを演じきってもらいたい!

さらに「宮里藍」という名前もモチベーションになる。苦しかった米ツアー参戦時に、東北高校の先輩でもある宮里の言葉に救われたことを、やはりサマンサタバサ優勝後に明かしていた。是が非でも優勝者の一人として名を連ねたい、という気持ちが感じとれる。

ただ、この名前は有村だけでなく、多くの選手に特別な思いを与えるだけあって、“気持ち合戦”は過酷を極めそう。昨年優勝した成田は大会前に、宮里からかけられた「(冠大会だし)一緒に頑張ろう」という言葉を死闘の支えにしたエピソードも口にしていたし、ディフェンディングに恥じぬ戦いを全うするはず。また有村と同じく高校で宮里の2年後輩にあたる原江里菜や、3学年下の菊地絵理香ら東北高勢や、同郷の先輩として常々尊敬の念を口にする新垣比菜も推したいところ。最終日にベストスマイルで宮里とともに写真におさまるのは、果たして?

【歴代優勝者】
2018年度:成田美寿々
2017年度:キム・ハヌル
2016年度:カン・スーヨン
2015年度:成田美寿々
2014年度:アン・ソンジュ
2013年度:森田理香子
2012年度:キム・ヒョージュ
2011年度:アン・ソンジュ
2010年度:飯島茜
2009年度:諸見里しのぶ
2008年度:上田桃子
2007年度:張娜
2006年度:ニッキー・キャンベル
2005年度:不動裕理
2004年度:宮里藍
2003年度:李知姫
2002年度:坂東貴代
2001年度:服部道子
2000年度:中野晶
1999年度:肥後かおり
1998年度:M・マクグァイヤ
1997年度:塩谷育代
1996年度:元載淑
1994年度:山岡明美
1993年度:前田真希
1992年度:柏戸レイ子
1991年度:村口史子
1990年度:黄ゲッキン

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