「右曲げ左曲げに加え高低を打ち分けられる」タイから来たほほ笑みランクンのドライビングテクニック【勝者のギア】

「右曲げ左曲げに加え高低を打ち分けられる」タイから来たほほ笑みランクンのドライビングテクニック【勝者のギア】

ドライバーショットの安定感が初優勝を生んだ(撮影:佐々木啓)

日本ツアー参戦1年目。ツアールーキー。目標は賞金シードの50位以内に滑り込むことと話していたS.ランクン(タイ)が、笑顔あり、涙ありの初優勝を遂げた。


2日目に「65」をマークして首位浮上。「日本のグリーンは難しい」と話していたパッティングがおもしろいように決まっての優勝だったが、3日目は「入れにいって大オーバーもしてしまった(笑)」と、仕切り直し。最終日はその反省点を生かしてボギーなしの5バーディで3日目に明け渡した首位の座を奪い返し、日本初優勝を果たした。

ほほ笑みの国・タイから来た19歳。異国の地でつらい思いもしてきた。「日本語を覚えないと友だちができない」とこぼした。ロッカールームで泣く日も1日だけではなかった。キャディを努める父の励ましもあって、必至にツアーに食らいつき、つかんだ初優勝。感情が爆発した。

涙あり、笑顔ありのランクン。大会前には「パッティングが不安。グリーンが難しい」と話していたが、初日、2日目、最終日は警戒感もあって慎重にパッティング。おもしろいようにバーディパットを決めた。

ランクンの強みは、「大きなミスをしないこと」。そのために大事なのは「ドライバーショットをとにかくフェアウェイに置くこと。250ヤード飛ばしてフェアウェイにあれば、そこまで大きなミスはしないし、そこからグリーンに乗せればチャンスはある」とシンプルな考えだ。

大会を終えて、ティショットのうまさを表すトータルドライビングは全体の11位。全指標の中でもっとも高い数字を出している。「ドライバーには自信があります。左右に曲げることもそうですが、高さの打ち分けも得意です」と、使い慣れたピン社の『G400 MAX』を駆使している。

主戦場にしてきたアジアの重く荒れたグリーンからあまりにもキレイすぎるコンディションのグリーンには逆に苦戦したが、この勝利で開眼したとなれば、得意のショットと強気なパッティングで、さらに勝利を重ねるかもしれない。

【S.ランクンのクラブセッティング(WITB=What’s in the Bag)】
1W:PING G400 MAX(9度)
(三菱ケミカル/ディアマナZF50 /S/46インチ)
3W:PING G410 フェアウェイウッド(14度)
UT:PING G400(19度、22度)
4〜PW:PING i210
W:PING GLIDE2.0(50、58度)
PT:PING SIGMA2 TYNE
BALL:タイトリスト PRO V1x

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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