苦楽をともにした母娘は意外にあっさり!?【カメラマンの景色】

苦楽をともにした母娘は意外にあっさり!?【カメラマンの景色】

意外とあっさり? 初優勝を挙げた小祝さくら(右)と母・ひとみ(撮影:佐々木啓)

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース編】


今大会でようやく初優勝を手にした小祝さくら。母・ひとみさんの女手一つで育てられ、アマチュア時代から2人で転戦してきた。プロテスト合格後も全試合出場する娘と苦楽をともにした。時には発破をかけ、時にはともに走り…。ひとみさんなくして、小祝の活躍はなかったと言っても過言ではないだろう。

とはいえ、性格は全く逆。ひとみさんが「私はせっかちなのに、さくらは昔から3テンポくらい遅れてる。でも直さない。私みたいになりたくないんでしょうね(笑)」。ハキハキとした母とおっとりとした娘。成績が悪いときに厳しい表情をしているのも母の方である。

優勝の瞬間も好対照だった。いつも通りキャップのツバに手を当ててギャラリーに応えた小祝と、号泣したひとみさん。この時、小祝は同じ辻村明志コーチに師事する上田桃子や吉本ひかるら同級生とハグしたが、ひとみさんは恥ずかしかったのか隠れてしまった。

そんなこんなで表彰式も終わり、いざ記念撮影へ。最後に母娘で撮りましょう、とボードの前に移動したときに驚いたと話すのが、これまで何度も小祝が2位となるのを撮影してきた佐々木啓カメラマン。

「おっとりしていた小祝選手だけでなく、泣いていたひとみさんもあっさりしていて。初優勝の記念撮影ですから、お母さんが娘に“おめでとう”などと言うと思ったら2人とも淡々としていました(笑)。娘の優勝を見たときはとてもうれしそうにしていたので、何か不思議な感じでした。でも、それが小祝選手らしいといえばらしいですよね」(佐々木カメラマン)

<ゴルフ情報ALBA.Net>