記念大会でホステスV 井上りこを栄冠に導いた契約先社長の言葉「優勝は狙わなくていい」

記念大会でホステスV 井上りこを栄冠に導いた契約先社長の言葉「優勝は狙わなくていい」

表彰式で小石社長とニッコリ!(撮影:ALBA)

<カストロールレディース 最終日◇2日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6,506ヤード・パー72>

今年から3日間大会にグレードアップした、ステップ・アップ・ツアー第12戦「カストロールレディース」最終日。カストロール株式会社と契約を結ぶ井上りこがトータル8アンダーまで伸ばしてツアー初優勝を挙げた。


最高気温は36度。ノースリーブで挑むほどの暑さとなった富士市原ゴルフクラブを、ホステスプロがさらに熱くした。1打差の2位から出た井上は出だしの3番、4番で連続バーディを奪って首位に立つと、折り返しの10番でもスコアを1つ伸ばす。「最後はバタバタしてしまった(笑)」と上がり2ホールで連続ボギーを叩いたが、辛くも1打差で逃げ切り両手を挙げて喜んだ。

10回目の記念大会でホステスプロが最終日。否が応にも優勝を期待してしまう場面だが、BPカストロール株式会社の小石社長は意外な言葉をかけた。

「優勝は狙わなくていい。ホステスプロだからって考えなくてもいい。この先のことを考えて、この試合で成長できるか、できないか。結果はついてくるものだから、“怒らない、焦らない、がっつかない”だけを考えてプレーしてきなさい」

お世話になっている人からの優しい言葉。気持ちが動きやすい井上を落ち着かせるには十分だった。「スゴい言葉ですよね。きょうも16番までは、私にしては珍しいぐらい感情の起伏がなくプレーできた。社長の言葉のおかげです」。胸に刻んだ言葉なくして優勝はあり得なかった。

だからこそ、あふれ出るのは感謝の気持ち。「暑さにも、自分のゴルフにも良く耐えることができた。この優勝は本当に大きい。自分の限界を突破できた気がします。車にとって、エンジンオイルはなくてはならないもの。私にとって、小石社長をはじめ、カストロールの社員の皆さん、なくしては優勝なんてあり得なかった。本当に私は幸せ者です」。一つ壁を超えて、最高の笑顔がはじけた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>