全英Vの渋野日向子 偉業達成から2日経過して見えてきた青写真

全英Vの渋野日向子 偉業達成から2日経過して見えてきた青写真

2日たって少しずつ見えてきた(撮影:ALBA)

「全英AIG女子オープン」で日本勢として42年ぶりとなるメジャー制覇を成し遂げた渋野日向子が6日(火)、日本記者クラブで会見。「(優勝は)まだピンときていません」と話すが、受け答えの内容からは徐々に今後の青写真が見えてきたようだ。


この日も『今後、どういう選手になりたいか』という質問が飛んだ。今までは漠然としていたように感じる部分もあったが、渋野はこの質問に対し今まで以上にハッキリした口調で答えた。

「目指している、想像しているのは宮里藍さんです。ただ、藍さんは日本を代表する選手であり、みんなに愛されるプレーヤー。近づくことは難しいと思いますが、私も頑張ってみなさん、そしてジュニアの選手にも尊敬される選手になりたいと思います」

これまで以上に明確となった自分の未来予想図。ゴルフの面でも今回の経験を経て自分のポジションが見えてきた。「(予選ラウンドで)ミンジー・リーさんと一緒に回りましたが、彼女より飛んだり飛ばなかったり。そのくらいの飛距離でした。私の飛距離がどうなのかまだ分かりませんが、結果的にあのスコア(18アンダー)を出すことができた。通用していたのかなと思う」とティショットへの手応えを感じた一方で、「強い人と回って、グリーン周りの精度はまだまだだと思いました。そこは伸びしろだと思っています」と今後、強化していかなければいけないポイントも明確となった。

優勝直後には「(今回出場権を得た)海外メジャーだけスポットで出るという意識もまったくないですね」と話していたが、これに対しても考えが変わってきた。「実力を上げるためには出場して経験を積んでいかないといけないと思う」。もちろん、日本の1億円プレーヤーや賞金女王になることが最優先の目標だが、2日たってメジャーに出場する必要はあると感じ始めた様子だ。

「ディフェンディングチャンピオンだから、やはり出ないといけないですよね」と話していた来年以降の「全英AIG女子オープン」にも、「今回はリンクスじゃなかったもの向いていたと思う。イギリスのリンクスコースをラウンドすることはほとんどない。経験のためにも出たい」と前向きな部分も出てきた。

それでも根底が変わることはない。『一夜にして大スターになると、いろいろ押し寄せてくると思いますが?』という質問に対して、「これからも今の性格を貫いていくつもりです。環境は変わると思いますが、家族は変わらない。もし私が変わりそうになったら、父と母にお願いしたい。今でも(地元・岡山の)地域の方々に育てられている。会えば初心に戻ることができますから、大丈夫だと思います」。私は変わらない。それが渋野の信条だ。これからも自然体のままで、宮里藍に負けない“日本を代表する”プレーヤーを目指していく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>