記念の地が… 渋野日向子優勝の舞台が全英開催コースから消える?

記念の地が… 渋野日向子優勝の舞台が全英開催コースから消える?

渋野も愛した街並みが全英から消える?(撮影:村上航)

渋野日向子が日本人として42年ぶりに海外メジャーを制覇した記念すべき地、イングランドのウォーバーンゴルフクラブ・マルケスコース。屈指の名門コースで数々のトーナメントを開催しているコースだが、今後は「全英AIG女子オープン」を開催する見通しが立っていない。


これまで同コースで開催された全英女子は10回。初めて開催されたメジャー昇格前の1984年には岡本綾子が勝利。前回大会は2016年と直近だった。本大会は76年にイングランドの女子ゴルフ統括団体LGU(レディース・ゴルフ・ユニオン)により創設。世界最大のスポーツマーケティング会社のIMGが84年から運営に加わり、94年からはLET(欧州女子ツアー)と米LPGAにより開催されてきた。

2001年にはメジャー大会に昇格し、その後LGUはゴルフの総本山R&Aに吸収され、今年から大会はそのR&Aの主催となっている。ウォーバーンGCは古き良きイングランドのゴルフを象徴する存在として、本大会に加え、欧州男子ツアーやシニアツアー、男子の「全英オープン」予選会などを開催してきたが、渋野も話していた通り全英特有のリンクスコースではなく、完全な林間コースだ。

前回大会から3年後の開催という点にどういう理由があったのか、R&Aに聞いてみたところ、「LETが決めていたことだから理由は分からない。なぜ、これほどの回数を開催してきたかも分からない。今後について、開催コースの1つとして残るかどうかはこれから精査する必要がある」と、今後は開催ローテーションから消える可能性も示唆した。

R&Aの本部はあのセント・アンドリュースに置かれている。本大会が聖地で開催されたのは、07年と13年の2回。20年と21年のコースはすでに発表されているが、R&Aの大会参画で、3度目の聖地開催も近いと見られている。

渋野の劇的優勝に終わり、現地ファンも盛り上がりを見せたウォーバーンGC。記念すべき思い出の地が全英の舞台として戻ってくることを待ち望んでいるのは、日本ファンだけでなく、現地のファンも同じだろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>