T・ウッズは棄権、R・マキロイは砂場で罰打… からの無罰

T・ウッズは棄権、R・マキロイは砂場で罰打… からの無罰

ローリー・マキロイはあわやペナルティも… 結局無罰(撮影:GettyImages)

<ザ・ノーザントラスト 2日目◇9日◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7370ヤード・パー71>

ゴルフ界の2大スターがそろってアクシデントに見舞われた。


米国男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦。「ザ・ノーザントラスト」2日目に臨むはずだったタイガー・ウッズ(米国)は、スタート前に棄権を申し出、コースを去ることになった。

ウッズはツアーを通じ、「ワキ腹の張りから(腰に)痛みと硬さがあり、大会から棄権しなければならなくなった。朝、治療を受けたが、残念ながらプレーするに至らなかった。ニュージャージー、ニューヨークのファンのサポートにとても感謝したい。来週のBMW選手権はプレーできることを願いたい」と発表した。

ウッズのフェデックスカップポイントは今大会前は28位だったが、この棄権で大きく落とすことになる。昨年優勝した最終戦の「ツアー選手権」(BMW終了時の同カップレース30位までが出場)に出場するためには、次戦に出場し好成績を挙げる必要があるが、現地での見解は来週も欠場では?という声が多い。

ウッズの人気にひけを取らない、スターも肝を冷やす1日となった。先月行われた「全英オープン」で、地元優勝が期待されながらも予選落ちに終わったローリー・マキロイ(北アイルランド)も不運に見舞われた。問題の場面は14番パー3。ティショットをグリーン右サイドのバンカーに打ち込むと、2打目を放つ直前。「小石かと思ってどかそうと思ったら、砂の塊だった」と、ショット前に砂に触れてしまった。

今年から、バンカー内でもルースインペディメント(葉や石などの自然物)を取り除けることになったが、砂はそれにあたらない。そのため、マキロイは競技委員を呼んで裁定を仰いだ。その結果、「2罰打」の裁定が下され、マキロイはこのホールを“いったん”ダブルボギーとした。

その後は「本当にそれが正しかったのか、終わってから話し合うつもりだった。ただ、その場では、ハッキリしないまま進みたくなかったので、一度はペナルティを受け入れた。後ろの組もティにいたし」と、一度は罰を受けた状態でプレーを進め、次のホールでバーディを奪うなど奮闘。そしてホールアウト後に再び、競技委員の責任者を含め、レビューを開始した。

ことは、ゴルフのルールをつかさどるUSGA(全米ゴルフ協会)も巻き込み、結局は、「ライを改善しているわけではない」として、マキロイ自身も「その意識は間違いなくない」としたことから、無罰の裁定となり、マキロイは首位と3打差のトータル9アンダーでのホールアウトとなった。

「ルールはルール。でも、今年変わったルールだったし、ボクに下された裁定が本当に正しいのか分からなかった。だから確かめたかった。終わったらすぐにそうしようと思っていた」と、そのときの心境を話したマキロイ。とにかく何事もなく、決勝ラウンドに向かうことでひと安心といったところか。

※『ストロークに関する情報を知ろうとしてその砂の状態をテストするために手、クラブ、レーキ、または他の物でバンカー内の砂に故意に触れること』なら罰打だが、今回のマキロイは明らかにそのような行為として砂に触れたわけではなく、ゴルフ規則8.1【ストロークに影響を及ぼす状態を改善するプレーヤーの行動】にも抵触していないとPGAツアーは判断した。

【参考】
ゴルフ規則12.2
12.2a ルースインペディメントと動かせる障害物を取り除くこと
バンカー内の球をプレーする前に、プレーヤーは規則15.1に基づいてルースインペディメントを、そして規則15.2に基づいて動かせる障害物を取り除くことができる。

これには、そうしている間にそのバンカーの砂に合理的に触れること、またはその砂を動かすことも含まれる。

12.2b バンカーの砂に触れることに関する制限
(1)砂に触れた結果、罰を受ける場合。バンカー内の球に対してストロークを行う前に、プレーヤーは次のことをしてはならない:
・砂の状態をテストしたり、次のストロークについての情報を得るために手、クラブ、レーキ、その他の物でそのバンカーの砂に故意に触れること。または、
・次のときにクラブでそのバンカーの砂に触れること:
球の直前、直後の区域(ただし、球をフェアに捜すときに規則7.1aに基づいて認められる場合、または規則12.2aに基づいてルースインペディメントや動かせる障害物を取り除く場合を除く)に触れるとき。
練習スイングを行うとき。または、ストロークのためにバックスイングを行うとき。

(2)砂に触れた結果、罰を受けない場合。ただし、(1)で扱われている場合を除き、この規則はプレーヤーがどのような方法でもそのバンカーの砂に触れることを禁止していない。例えば:
・練習スイングや、そのストロークのためのスタンスをとるために足を潜り込ませること。
・コースの保護のためにバンカーをならすこと。
・クラブ、用具、その他の物をバンカーに置くこと(投げる、または置くことによってのいずれの場合でも)。
・規則に基づいて、計測すること、マークすること、拾い上げること、リプレースすること、他の行動をとること。
・休むため、バランスを保つため、転ぶのを防ぐためにクラブに寄りかかること。または、
・イライラして、または怒って砂を叩くこと。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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