“裸足のシンデレラ”はチョコレートに目がハート 5月に惜敗した渋野日向子フィーバーに沸く大会で初V目指す

“裸足のシンデレラ”はチョコレートに目がハート 5月に惜敗した渋野日向子フィーバーに沸く大会で初V目指す

裸足のシンデレラもお菓子に夢中!?(撮影:佐々木啓)

<北海道meijiカップ 2日目◇10日◇札幌国際CC 島松コース(北海道)◇6,531ヤード・パー72>

4アンダー・2位タイからスタートしたペ・ソンウ(韓国)が、7バーディ・2ボギーの「67」をマーク。トータル9アンダーまで伸ばし単独トップに立った。


18番をナイスアプローチからのバーディで締めたソンウは、ホールアウト後、渋野にも負けず劣らずの笑顔を浮かべクラブハウスに戻ってきた。「決勝ラウンドに何とか進むことを目標にしてきましたが、トップに立つことができてうれしいです。“meiji”と聞くだけで幸せな気持ちになります」と、改めて今大会に抱く深い愛情を口にした。

この「北海道meijiカップ」は、ソンウが現在日本で戦うきっかけを作った大会ともいえる。11歳でゴルフを始めた少女は、中学生時代にテレビでこの試合を観戦。優勝者にチョコレートなどのお菓子が副賞として贈られるのを見て、「あんなにたくさんチョコレートがもらえるんだ!出たい!」と“憧れ”を抱いた。そして韓国ツアーで賞金ランク2位になるまでの実力者となり、昨年日本ツアーのQTを受験。見事14位に入り、日本への切符を手にした。このキャリアのスタート地点となる試合とあって、今週にかける思いは並々ならぬものだ。

さらに今週、会場は「全英AIG女子オープン」でメジャー女王になった渋野日向子フィーバーに沸いている。ソンウにとって渋野は、今年5月の「ワールドレディス サロンパスカップ」で、実質一騎打ちともいえる優勝争いのすえ敗れた相手。「その時は自分のタイミングではなかった。全英でも優勝した渋野さんといい勝負をすることができたし、自分にも必ずチャンスが来ると信じています」。これもあり、渋野が大きく注目される大会での優勝となれば、なにか因縁めいたものも感じる。

今季はサロンパスカップも含め2位が3度と、あと一歩のところで優勝を逃している。5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」では裸足でのプレーも話題になった25歳のモチベーションは、「この大会で初優勝ができたら本当にうれしいです」と誰よりも高い。待ちわびた優勝と、優勝副賞の明治製品のお菓子10年分を一気にその手でつかみとることができるか?(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>