東京五輪・韓国代表リーダーも渋野日向子を警戒「ライバルになる」

東京五輪・韓国代表リーダーも渋野日向子を警戒「ライバルになる」

日本代表コーチの服部道子(左)とパク・セリ(右)(撮影:山代厚男)

<日本ジュニアゴルフ選手権競技 最終日◇16日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)>

埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催され、2020年東京五輪の大会テストイベントを兼ねる「日本ジュニアゴルフ選手権」。大会2日目、最終日には、韓国代表チームリーダー、パク・セリ(韓国)が来場。コースなどをチェックした。


2日続けて五輪の舞台を視察した韓国のレジェンド。「素晴らしいコースという印象です」と景観を賞賛しつつ、「2グリーンから1グリーンになっているので、大きくて傾斜が強いグリーンがカギになると思う」と厳しい目で1つ1つを確認した。

今大会は初日から強い雨が降ったり止んだりと安定しない天候となっており、グリーンも軟らかい。そのため優勝スコアを聞かれても「ここまで雨が降ってグリーンが軟らかいと正直分からない」と慎重だが、「グリーンがしまって硬くなってくるとあまりいいスコアがでないのでは、という印象です。当然グリーンとグリーン周りがカギとなってきますが、一概にはいえない。ショット力も問われる」と一筋縄ではいかないといった表情を浮かべる。

自身は20歳で「全米女子オープン」を優勝、その姿を見て韓国で女子ゴルフの人気が爆発した。申ジエ、インビー・パーク、イ・ボミら『パクセリキッズ』なる言葉も生み出すほど。同じように20歳で海外メジャーを制した渋野日向子にも賞賛を送った。

「テレビで見ていましたが、第一印象として感情のコントロールがとてもうまいように感じました。自然にやっているのか、意図的かは分かりませんが、とてもリラックスしているように見えました。最終日に首位でスタートしても、ダブルボギーを打っても、世界1位の選手に追いかけられてもバーディを重ねる姿が印象的でした」

だが、セリが一番気になったのは感情面ではなかった。「いちばん印象を受けたのは彼女のスイングスピード。他の人とは違うものでした」と大絶賛。そして2番目に挙げたのは積極性。「とてもアグレッシブ。メジャーのトーナメントリーダーでああいうプレーはなかなかできない」と前向きさには海外メジャーの先輩も舌を巻く。「間違いなく日本にとってスーパースター。これからも伸びると思います。日本に素晴らしいものを与えてくれました」と評した。

一方でセリにとって、渋野が強力なライバルとなるのは間違いない。「私がプレッシャーをかけるわけにはいかないが、(韓国選手の)金メダルへの自信はある」と話した上で、『渋野はそのライバルとなるか』という質問に「その通りだと思う」と答えた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>