『この3日間を“90期生記念日”に制定!』と叫ぶドラマ派と…『今年はこっちの“桃子”が来る!』と割り出すデータ派【データ好き!記者A&人情派記者Mの大胆予想】

『この3日間を“90期生記念日”に制定!』と叫ぶドラマ派と…『今年はこっちの“桃子”が来る!』と割り出すデータ派【データ好き!記者A&人情派記者Mの大胆予想】

データ派が推すのは上田桃子 弱点が見当たらない(撮影:村上航)

<CAT Ladies 事前情報◇22日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6704ヤード・パー73>

今週の国内女子ツアーは、23日(金)に開幕する「CAT Ladies」。渋野日向子が、ここをオープンウィークとしたため、北海道、軽井沢で起こったシブコフィーバーも一区切りのなか、3日間にわたり神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に熱戦が繰り広げられる。その結末を、データ好きの記者Aと、ドラマティックな展開大好き記者Mが、それぞれの見地で大予想!


■復活優勝が頻繁に起こる大会
1997年に「新キャタピラー三菱レディース」という大会名で、静岡県のグランフィールズカントリークラブを舞台に初開催。第2回大会からは大箱根カントリークラブで実施されている。2008年に現名称に変わり、今回が23回目の開催となる。

舞台となる大箱根カントリークラブは、仙石原に広がる雄大な丘陵コース。標高が高いため、「大東建託・いい部屋ネットレディスの」鳴沢ゴルフ倶楽部や、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の軽井沢72ゴルフ 北コース同様に“飛びすぎ”には注意したい。また年間で唯一パー73というのも特徴の1つ。

昨年は“黄金世代”の大里桃子がプロ初優勝をつかんだ。16、17年にはイ・ボミ(韓国)が2連覇を達成。本調子とはいえないなか臨んだ大会で、280日ぶりの優勝を果たし、17年シーズン唯一となる勝ち星を挙げた。また15年は3年ぶりの服部真夕、14年は日本ツアー復帰後初勝利となる上田桃子と、復活優勝のイメージが強い大会でもある。

■“90期生記念日”って…何?(記者M)
先週は名前が3文字で、かつ最後に“子”がつく選手が勝つと予想をしまして…結果は“穴井詩”がプレーオフのすえに今季初優勝を挙げました!3文字の選手が優勝するのは“分かって”いましたが…姓+名前パターンでの3文字とは詰めが甘かった〜。ただ“分かって”はいたので、次につながる予想である、そう思っております!

それでは(気を取り直して)今週の大会を見てみよう。そもそも、『この大会はどんな大会?』という問いを投げかけられたら、わたくしはこう即答します。“女子プロ90期生躍進の始まりになった大会”であると。

今週お休みの全英女王・渋野日向子をはじめ、河本結、原英莉花、稲見萌寧と今季だけで優勝者4人を輩出している、昨年のプロテスト合格組=90期生。加速度を増しながらツアーを席巻中だ。そのなかで、ツアー優勝第1号となったのが、昨年この大会を制した大里桃子だ。テスト合格からわずか23日後の優勝というトピックは、当時大きな驚きをもって伝えられた。

そこからの90期生たちの活躍は前述した通り目覚ましいもの。ついには海外メジャー優勝者まで生み出し、“華の90期”という印象すら植え付けている。その流れを作るうえで第一歩となったのが、この『CAT Ladies』だ。それだけに真夏の箱根での3日間を、わたくしは(極めて個人的に)“90期生記念日”と位置づけたのだ!

つまるところ…大里の連覇は?あります! 河本、原、稲見の今季2勝目は?あります!! 菅沼菜々、高橋彩華、エイミー・コガ、脇元華、三ヶ島かな、吉本ここね、廣田真優、臼井麗華、林菜乃子の初優勝は?あります!!! 

今週から『91期生』を選抜するためのプロテストもスタートするなか、 改めて90期生がその強さを見せたら…わたくしシビレまくってしまうことでしょう!

■今年はこっちの“桃子”が良さそうです(記者A)
前週の成績とコース相性から選んだ申ジエ(韓国)、小祝さくら両者が軽井沢で見せた最終日の追い上げは素晴らしいものがあった。特にジエは8バーディを奪う猛チャージ。“ファイナル・ラウンド・クイーン”の名に恥じない猛追は、データの後押しがあってのものだと確信している。優勝した穴井詩だって、2週前の「北海道meijiカップ」で7位と調子は良かったのだから。

とはいえ、今週もデータを駆使した予想はなかなかどうして難しい。冒頭にあったように、復活優勝が多いという大会ということは、逆に言えば多くの選手にチャンスがあるということ。必然的に該当者が増えるということでもある。

それでも、数少ない共通点と相性から探れば答えは見えてくる。

過去5年の優勝者を見ると、1つ前に行われている大会で全員が予選通過しており、14年の上田以外はいずれもトップ15位以内を射止めている。また大里を除く3人(ボミが2勝)はパーオン率トップ10以内に入ったことがあるショットメーカーだ。さらにさかのぼるとアン・ソンジュ、全美貞(ともに韓国)、古閑美保、横峯さくらといった賞金女王戴冠経験者も多い。

そういった点をふまえると、前週5位タイに入った上田に、おのずと目がいってしまう。自身のインスタグラムでも軽井沢の戦いについて、「3日間通して少しは前進出来たかなと思っています」と手応えをつづっており、状態も良さそうだ。優勝の翌年も2位タイに入っておりコースとの相性も良く、ウィークポイントがほとんど見当たらない。

賞金女王経験者で上田以外に出場するのは、ボミと鈴木愛の2人。ボミは2試合連続予選落ちが気になるところだが、過去5回出場で優勝2回、トップ3が4度。調子の上がらない17年に優勝、絶不調だった昨年も26位と悪くなくコースとの相性は言わずもがな。今大会に過去5年で2度出場している鈴木も、それぞれ10位、16位と悪い結果は残していない。北海道meijiカップでは10位と調子も上がっており、こちらも期待していいだろう。

【歴代優勝者】
2018年:大里桃子
2017年:イ・ボミ
2016年:イ・ボミ
2015年:服部真夕
2014年:上田桃子
2013年:アン・ソンジュ
2012年:全美貞
2011年:有村智恵
2010年:福嶋晃子
2009年:諸見里しのぶ
2008年:古閑美保
2007年:横峯さくら
2006年:西塚美希世
2005年:宮里藍
2004年:木村敏美
2003年:不動裕理
2002年:肥後かおり
2001年:天沼知恵子
2000年:安井純子
1999年:村口史子
1998年:小野香子
1997年:坂東貴代

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