「同じ状況ではないが……」石川遼が“渋野フィーバー”に思うこと

石川遼が“渋野日向子フィーバー”に言及 かつての自身のブームと重ね気遣う

記事まとめ

  • 一躍時の人となった渋野日向子はラウンド中に食べたお菓子も注目されるほどのブームに
  • "ハニカミ王子"として人気を博した石川遼は、渋野フィーバーに「すごい事」とコメント
  • 「大変な分、真逆な思いをもっている人がいることを忘れないように」とも語った

「同じ状況ではないが……」石川遼が“渋野フィーバー”に思うこと

「同じ状況ではないが……」石川遼が“渋野フィーバー”に思うこと

石川遼は“渋野フィーバー”をどう見る?(撮影:ALBA)

<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 事前情報◇21日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72>

「全英AIG女子オープン」で優勝し、一躍時の人となった渋野日向子。人柄や笑顔、ファンへの振る舞いが話題となり、ラウンド中に食べたお菓子も注目されるほどのブームとなっている。


「これだけの短期間で、一人の選手につくギャラリーが増えるというのはないと思う。ゴルフ界にとってすごい事だと思います」と話したのは石川遼。自身も15歳でプロトーナメント優勝を果たし、“ハニカミ王子”と人気を博した。「笑顔をフィーチャーされたという共通点はあるかもしれませんが、僕は食べているものは注目されなかったので……(笑)」と冗談を交えつつ、渋野を取り巻く状況について聞かれると言葉をつむいだ。

石川の中で、渋野の第一印象として残っているのが、ペ・ソンウ(韓国)との激しい一騎打ちとなった「サロンパスカップ」での一幕。「今とはアパレルのブランドも違って、無地で女子ゴルフには珍しいスタイルだった。ソフトボール選手だったというのを見て、“なるほど”とすごく納得しました」と、“女子プロらしくない”個性が目に付いた。

そんな渋野が、今やゴルフ界以外からも注目される存在となっている。「(自分と渋野が)同じ状況だとは当てはめなかった。(海外メジャー優勝は)男子でもまだ成し遂げていないことなので。彼女は結果というよりも、一人の人間として注目されている」。石川遼ブームの全盛期、石川自身も“大変でしょ?”と言われることがあったという。

「僕も渋野さんを見て、大変だろうなって思う。でも彼女を目指している子もいるし、沢山の人から応援されて注目される状況をうらやましがっている子もいる。そういう風になりたいと思っているジュニアはたくさんいるし、そういう子が一人でもいるのであれば、自分は恵まれた状況にいる。それは自分でも忘れたくないなと思っています」。注目されることの苦労を知っているからこそ、見えるものもある。「大変な分、真逆な思いをもっている人がいることを忘れないように。ボールには人の思いが乗っかると思うので、応援されている方が僕は絶対力になると思います」。

男子ツアーの人気低迷が危惧されているが、それでも石川の組には多くのファンがついて歩く。そんな周囲からの期待やプレッシャーを力に変えていけるよう、エールを送った。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>