日本OP覇者・小林正則は優勝翌年から5年連続で賞金シードならず 再浮上を目指しQTへ

日本OP覇者・小林正則は優勝翌年から5年連続で賞金シードならず 再浮上を目指しQTへ

小林正則は賞金シード復活ならず…(撮影:ALBA)

<カシオワールドオープン 2日目◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県(7335ヤード・パー72)>

2013年「日本オープン」で得た5年シードの最後の年。背水の陣で本大会を迎えた小林正則は無念の予選落ちとなり、翌年の賞金シードをつかむことができなかった。


ホールアウト後には「疲れました…」と深いため息が漏れる。1998年にプロ転向後、02年に初の賞金シードを獲得したが2年で陥落。その後はショットの不調に苦しんだ。下部ツアーにも参戦し、再びシードに返り咲いたのは「とおとうみ浜松オープン」でツアー初優勝を挙げた11年。翌年に2勝目を挙げ、13年には日本オープンを制覇。このまま順調に駆け上がっていくかに思われたが、その後は低迷が続く。日本オープン優勝によるツアー出場資格はあるものの、14年以降は賞金シード獲得圏内には入れていない。

今年は賞金ランク77位で本大会を迎え、シード獲得ラインとなる68位まで、およそ500万円。この1試合で賞金シード返り咲きを目指したが、トータル8オーバー・96位タイで望みをつなぐことはできず。「賞金シードへのこだわりは、常に持っていました。日本オープンに勝った翌年から賞金シードを落としたわけですし、恥ずかしいと思っていた…」とうつむいた。

日本オープン優勝からのここまでを振り返り、「この5年は早かったし、大変なことも多かった。気持ちと体が合致してくれない。1歩進んで、1.5歩下がっていると思っているし、結局、終わって何歩下がっているんだろうという感じです」と、残るのは自分のゴルフができない歯がゆさ。しかし、来年の出場権を得るためには来週のファイナルQTに臨まなければならない。「QTには、行くと思います。終わったら少し休みたい、疲れました」。苦悩の時期に終止符を打ち、再び輝きを取り戻すことはできるのか。今はただ、歩を進めていくしかない。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>