「今週は特別な思い」石川遼、亡き恩人に捧げるホスト初優勝へ気合い十分

「今週は特別な思い」石川遼、亡き恩人に捧げるホスト初優勝へ気合い十分

石川遼は亡き恩人への思いを胸にホスト大会に臨む(撮影:佐々木啓)

<カシオワールドオープン 事前情報◇21日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県(7335ヤード・パー72)>

「優勝だけを目指して頑張りたい」。そう意気込んで高知へと入ってきた石川遼。「今まで出場してきた大会の中でも、この大会は特に勝てそうで勝てていない。今週一週間にかける思いはそこが一番です」と所属契約を結ぶカシオ計算機株式会社が主催するホスト大会に意気込む。


今年は特に思いが強い。今年の6月18日にカシオ計算機の樫尾和雄会長が誤嚥性肺炎のため、逝去したからだ。「たくさんのお言葉をいただいて、会うたびに励まされました。経営者とスポーツ選手で違う点もありますが、経営を極められてこその言葉はゴルフに通じる部分を非常に感じました」。恩人のためにも今年こそ、の気持ちは今まで以上。

契約した当時を今でも昨日のことのように思い出す。「契約させていただいて最初の時に“まずは技術”と言われたことを覚えています。常に現状に満足せずに技術を追い求めていくということ」。いきなり厳しい言葉をかけられたことを思い出す。また、「既成概念にとらわれるな」と言われたことも印象深い。「固定概念を持たずに自分の感覚の中でゴルフを追求していく」という気持ちは今も胸に刻み込んでいる。

熱い気持ちに呼応するかのようにゴルフの状態も上がってきた。「(ここ数カ月課題としていた)ドライバーは先週と変わらず悪くないですし、パッティングは上りがしっかり打てている。これはいいときの傾向で、先週はなかったものです」。大一番に向け気運は高まるばかり。「今週は特別な思いを持っています」。どんなときでも支え励ましてくれた恩人に向けて、最高のはなむけとなるホスト優勝へ全力で突っ走る。(文・秋田義和)

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