地元大会を迎えた丹萌乃の決意 応援団、そしてQTのため「日曜日までやらないと意味がない」

地元大会を迎えた丹萌乃の決意 応援団、そしてQTのため「日曜日までやらないと意味がない」

後半でスコアを崩した丹萌乃 4日間を戦い抜くため、明日のジャンプアップを狙う(撮影:佐々木啓)

<大王製紙エリエールレディスオープン 初日◇15日◇エリエールゴルフクラブ松山(6525ヤード・パー72)>

今大会が行われているエリエールゴルフクラブ松山がある愛媛県出身の丹萌乃。この日は序盤の4連続バーディなどで、一時トップに立つ活躍を見せたが、終盤のミスでスコアを伸ばせず。1アンダー・32位タイで2日目を迎える。


悔しさを露わにしたのは終盤の3ホールを振り返った時のこと。まず15番パー4は、カップ20ヤードのカラーからパターで放った1打を4mと寄せ切れずにボギー。すると16番パー3では4パットのダブルボギーを喫してしまう。さらに17番も3パットのボギーとなり、そこまでに積み上げた5アンダーというスコアを大きく崩すことになった。

実家から車で50分の位置にある今大会会場は、ジュニア時代から「四国女子アマ」などでプレーしたよく知るコース。地元とあってゆかりのある多くの応援団が会場に駆けつけ、今季ステップ・アップ・ツアーで1勝を挙げた21歳には大きな声援が送られる。「日曜日にはたくさんの人が来てくれるので、そこまで残らないと意味がありません」と、4日間プレーする決意は強い。

それ以外でも、今大会を完走することには大きな意味がある。「QTまで試合勘を維持したい」というのがその理由だ。ステップが主戦場の丹は、今季賞金ランク3位の資格でQTはファイナル(11月27日スタート、兵庫県・東急グランドオークGC)からの出場。うれしいはずの特権だが、これにより1つ不安をおぼえている。それが“試合間隔があいてしまう”ということ。

ステップの今季最終戦は10月19日に閉幕した「京都レディース」。今大会にはマンデートーナメントで出場権を得たが、ここまででも約1カ月試合から離れている。来週のサードQTを終え、ファイナルQTの実施は再来週。この試合からの間隔を1日でも少なくするために、どうしても4日間戦う必要がある。

今年の「日本女子オープン」では予選ラウンド終了時点で2位タイと上位につけたが、3日目に「78」をたたき失速するなど「3日目に集中力が切れて、スコアを落とすことが多い」と4日間大会の長丁場を戦い切るのも課題。だが「あまり考えすぎても良くないんです」と、しっかりと自らをコントロールし、今大会を終えることが目指される。

「つまらないミスをなくせば、まだまだ上にいけると思います。たくさん試合経験を積んでいきたい」。来季出場権が賭けられるQTに向けても、地元で躍動したい。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>