額賀辰徳を初優勝に導いた太グリップと突貫インサート

額賀辰徳を初優勝に導いた太グリップと突貫インサート

パターのインサートは突貫工事?(撮影:岩本芳弘)

<ダンロップフェニックストーナメント 事前情報◇14日◇フェニックスカントリークラブ・宮崎県(7027ヤード・パー71)>

「三井住友VISA太平洋マスターズ」で悲願のツアー初優勝を果たしてから3日。「日曜日の帰りの車の中で思ったんですよ。『幸せだな〜』って(笑)。ゴルフをやっているとつらいことばかりだから、久しく幸せを感じたことなかったので…」と、しみじみと語った額賀辰徳。あす15日開幕の「ダンロップフェニックス」には「すごく落ち着いた気持ちです」と、心穏やかに開幕を待つ。


ドライバーを握れば300ヤードは当たり前。短い番手でのショットに苦しみ、勝利を逃してきたが、目下フェース開閉の少ないスイングに改造中。そのさなかの勝利となれば、やっていることは間違いないといえるだろう。それだけでなく、「2週間前からです。はじめてですね」と、ドライバーからウェッジまでグリップの下巻きテープをシングルから3重に変更した。

「握っていて太いなと思うこともまだありますが、力みなく握れる。細いと指が余って余計な力が入ってしまったりするからよかったと思います」

一般的に太グリップは手首の動きを抑える効果もあるといわれ、フェースローテーションを抑えるスイングにもぴったりはまったといえそうだ。さらには、御殿場で絶妙なタッチを見せたパッティングにも一工夫。「夏ごろからパターをいろいろと変えてきて、インサートを軟らかいものに変えてもらったり、いろいろと試してきました。今のは突貫工事のような感じです(笑)」。

見ると凹凸が残っているのでは?という樹脂の埋め込みがいかにもハンドメイドな代物。クラブ契約を結ぶピンゴルフの担当者が四苦八苦したもので、パットを沈めまくり、恩返しにも成功したといえそうだ。

豪打に加え、スパイスを二つ加えて悲願を果たした額賀。世界クラスのビッグプレーヤーとして、さらなる飛躍が期待されるところだろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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