レジェンド中嶋常幸が渋野日向子に絶賛とエール「自分らしさを忘れずに」

レジェンド中嶋常幸が渋野日向子に絶賛とエール「自分らしさを忘れずに」

渋野日向子とプロアマを回った中嶋常幸 若きメジャー覇者を絶賛した(撮影:岩本芳弘)

<ニトリレディス 事前情報◇28日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6650ヤード・パー72◇>

歴代3位となる日本ツアー48勝を挙げ、今季日本プロゴルフ殿堂入りを果たした中嶋常幸が初めて女子ツアーのプロアマに出場。「全英AIG女子オープン」を優勝した渋野日向子と同組で回り、「完璧です。ゴルファーとしても素晴らしいですし、人間性もすごくいい」と絶賛した。


帰って来るなり発した「楽しかった〜」という言葉に充実感が詰まっていた。「女子のプロアマがこんなに楽しいと思わなかった。女性なりの心配りが楽しい理由なんでしょうね」と新鮮な気分で18ホールをラウンド。

生で見た“シブコ”はやはりものが違った。「技術的なことはもういうことないですね。スイングの軸がしっかりしている。上下動が少ないですし、手足が長い。こういうスイングをしたらメジャーを勝てるんだろうと思いました。何か技術的なアドバイス? 僕がアドバイスをもらいたいくらいだよ(笑)」と“トミー節”を交えつつ大絶賛した。

また、人間性も大いに評価。「彼女はソフトボールという団体競技をやっていた。チームプレーで育ってきた子だから、コミュニケーション能力の高さを感じました。だから緊張したときでも笑顔を出せるんだろうなと思いましたね」。

指導法の話になれば、刺激も受けた。「(コーチから)あまりシリアスに教わることはないみたいで。どちらかと言えばゆとりのある教え方をされているよう。とても参考になりました。指導者はぎちぎちに教えてしまいがちだけど、それが息苦しくなるときもある。ゆとりがあると息苦しくならないですから」とコーチとの関係性では新たな発見も。

渋野は現在世界ランク13位。自身が主宰するトミーアカデミー出身の畑岡奈紗(9位)とともに、東京オリンピックへ出場する可能性が高い。「どのメンバーになるかによるかと思いますが、実力とタイミングが合えば期待できると思います。その2人なら十分にメダルのチャンスがあると思います。きっちりやるタイプと野性的なタイプと好対照で、そこが上手くかみ合えば。メダルと言っても上の方ですよ」と大きな期待を寄せた。

最後に渋野にアドバイスを。「石川遼くんもそうだけど人の期待に敏感な選手。そして応えたい気持ちが強いタイプ。だからこそ変な鎖を自分で巻かずに、ある程度自分を自由にしないとだめ。やりにくいときもあると思うけど、自分らしさを忘れずに頑張って欲しいね」。“世界のトミー”が“世界のシブコ”にエールを送った。(文・秋田義和)

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