節目の“黄金世代”10人目のVへ 高橋彩華はプレーオフの悔しさ忘れず「自分も勝ちたい」

節目の“黄金世代”10人目のVへ 高橋彩華はプレーオフの悔しさ忘れず「自分も勝ちたい」

迷いのないショットで初優勝の道を自ら切り開いていく(撮影:鈴木祥)

<ニトリレディス 2日目◇30日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6650ヤード・パー72◇>

先週の「CAT Ladies」で優勝した淺井咲希で、1998年4月〜99年3月生まれの“黄金世代”優勝者は9人目。次に初優勝を挙げる選手は10人目となる。


そんな“節目”の選手に「ニトリレディス」で名乗りをあげたのが高橋彩華だ。5番ホールでは、残り140ヤードから直接決めるショットインイーグルを奪うなど、2日目に1イーグル・4バーディ・2ボギーの「68」をマーク。トータル7アンダーでアン・ソンジュ(韓国)、鈴木愛と並ぶ堂々の首位タイに浮上した。

先週の淺井の優勝はグリーン脇で見届けた。ともにパッティングに苦しみ相談し合った間柄なだけに、50cmのウイニングパットを外したときには「全力で届かせろよ、と思っていたらオーバー。何してんねん!って(笑)」と思うほど応援していた。とはいえ、やはりライバル。「うれしいですけど、悔しい。自分も勝ちたい」。置いて行かれるような気持ちもあるが、「自分のゴルフができなくなってはダメ」と焦りすぎてもいけないことは分かっている。

その考えの根っこにあるのは「ニチレイレディス」のプレーオフ。鈴木愛とのエクストララウンドのティショットが左の木にあたり、そのままラフに落下。1ホール目でバーディを奪った鈴木に敗れ、大量の涙を流したその時だ。

「特に人から言われると、やっぱり悔しかったなという感じになりますね。チャンスを逃しちゃったなぁと思います」。あと一歩届かなかった自分。届かせた同級生。それを感じる度に、無念の思いが込み上げる。

それでも、やるべきことは分かっている。「自分のゴルフをすること」。それだけだ。「まだ2日間ありますし、コースも難しいので気も抜けない。一つひとつ目の前のことをしっかりとやっていきたい」。奇しくも最終組で一緒に回るのは、夢を打ち砕かれた相手・鈴木。3日目とはいえ、一歩も引くわけにはいかない。(文・秋田義和)

【黄金世代の初優勝一覧】
■2014年
・勝みなみ -11「KKT杯バンテリンレディス」※アマチュア優勝
■2016年
・畑岡奈紗 -4「日本女子オープン」※アマチュア優勝
■2018年
・新垣比菜 -9「サイバーエージェント レディス」
・大里桃子 -10「CAT Ladies」
■2019年
・河本結 -15「アクサレディス」
・渋野日向子 -12「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」
・原英莉花 -14「リゾートトラスト レディス」
・小祝さくら -17「サマンサタバサレディース」
・淺井咲希 -10「CAT Ladies」

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