49位タイの出遅れも… 渋野日向子は笑顔失わず「応援してくれる人たちのおかげ」

49位タイの出遅れも… 渋野日向子は笑顔失わず「応援してくれる人たちのおかげ」

ギャラリーがいるありがたみを感じ何度も笑顔を見せるラウンドとなった(撮影:鈴木祥)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 初日◇24日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6510ヤード・パー72>

ショットの調子を1日では戻せなかった。最注目の渋野日向子は2バーディ・3ボギーの「73」で、1オーバー・49位タイ。「もうちょっとスコアを出したかったですね」と納得できない成績での幕開けとなった。


前日までに感じていたショットの悪さを修正できなかった。「距離感が合っていなかったですね。距離が足らないことが多かった。最後まで修正できなかったですね。ただただ学習能力がない…」。番手を上げて、抑えて打つなどの対応策を講じたが実らず。「スイングが悪いわけではないのですが…理由は分からないですね」と後味の悪さが残る。

それでも、この日は笑顔が多く見られた。いや、笑顔だけではない。「スコアは悪かったけど楽しかった」とまで言い切った。理由はギャラリーがいたことだ。

前回プレーした「スタンレーレディス」の最終日は、台風19号の影響で無観客試合。久々のギャラリーの前でのプレーはやはり高ぶるものがあった。「地元の岡山から近いこともあって知っている方も来てくれました。雨のなか、傘を差して応援してくれる人たちがいたから頑張れた。そういった方々の前で、笑顔でプレーしようと思いました。今日はそれはできたと思う」。いいプレーを見せられなかったことは反省だが、“渋野らしい”プレーを観客は見ることはできた。

もう1つの収穫は、先週の一週間で新たに取り組んだアプローチがうまくいったこと。5番ホールで2打目を手前のラフに入れたが、左足上がりつま先上がりのライから絶妙なアプローチを見せて1mに寄せてパーセーブ。「練習の成果が出ましたね。上げて落とす新しいアプローチです。これをついに出すときが来たか!って(笑)。うまくいって良かったです」と新たな引き出しも加わった。

楽しみや収穫があった分、切り替えも早い。「賞金女王になるためには大事な大会。しっかりと予選を通過して、上を目指していきたい。まずはあしたいい位置で終われるようにしたい」。女王争い最大のライバル・申ジエ(韓国)は4アンダー・3位タイの好発進。これ以上離されるわけにはいかない。(文・秋田義和)

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