賞金女王への道1ラウンド目は申ジエに“軍配” 渋野日向子になかった経験の差が如実に

賞金女王への道1ラウンド目は申ジエに“軍配” 渋野日向子になかった経験の差が如実に

ショットの距離感に苦しんだ渋野日向子 さらにグリーンも経験を試されるものに(撮影:米山聡明)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 初日◇24日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6510ヤード・パー72>

賞金総額2億円、優勝賞金3600万円。賞金女王への大一番となる「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は、前日初日の競技を終えた。賞金ランキング1位の申ジエ(韓国)は首位と1打差の4アンダー・3位タイと好発進。一方、同2位で600万円差でジエを追う渋野日向子は、1オーバー・49位タイと出遅れるかたちとなった。


2人がホールアウト後に語った感想は同じ。それが「ショットの距離感」について。だが、状態は正反対だった。ジエは「アイアンの距離感がすごく良かったし、朝から雨が降っていましたがコースコンディションが大きく変わることもなかったので、チャンスにたくさんつけることができました」と5バーディを奪取。

一方の渋野は、「距離感が合っていなかったですね。距離が足らないことが多かく、最後まで修正できなかった。ただただ学習能力がない…」。番手を上げて抑えて打つなどの対応策を講じたが実らなかった。「スイングが悪いわけではないのですが…理由は分からないですね」とバーディは何とか2つ奪うも、ボギーも3つ。出遅れの原因を作ってしまった。

特にこの日は2009年に今大会を制しているジエが、「すごく難しかった。今まで土曜日や日曜日に切られていた位置だった」とピンポジションは厳しい位置に。「何度もプレーしているコースなので、それらの経験が役に立ち無事に終えることができました」とボギー1つにまとめたジエに対し、渋野は今大会初出場。

上位勢を見ても首位タイにいる昨年2位のキム・ハヌル(韓国)、ジエと並ぶ3位タイにつける昨年覇者のアン・ソンジュやホステスプロのイ・ボミ(ともに韓国)といった歴戦の強者たちが上位にズラリ。グリーンに傾斜のあるマスターズゴルフ倶楽部だけに、この辺りの差も如実に出たかたちとなった。

あすへの意気込みも正反対。「終盤戦になって最終目標を追い求めがちですが、今は毎試合が大事。結果よりも過程を大事にしていきたい」と話したジエに対して、渋野は「賞金女王になるためには大事な大会。しっかりと予選を通過して、上を目指していきたい。まずはあしたいい位置で終われるようにしたい」と女王を最大限に意識。残りは3日。2人はどういった結末を迎えるのか。(文・秋田義和)

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