タイガー・ウッズは“日本芝”攻略法が的中 さらに初日は「不思議な1日」のワケ

タイガー・ウッズは“日本芝”攻略法が的中 さらに初日は「不思議な1日」のワケ

ウッズ"日本3勝目"に期待も

タイガー・ウッズは“日本芝”攻略法が的中 さらに初日は「不思議な1日」のワケ

タイガー・ウッズの不思議な1日 決め手はスライスライン(撮影:佐々木啓)

<ZOZO Championship 2日目◇25日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

2日目は台風の影響で中止が決定。週末で54ホールを消化するハードな日程となったが、初日首位に立ったタイガー・ウッズ(米国)は、どんな戦いを見せるのか。


初日はウッズ劇場に始まり、ウッズ劇場に終わった。13年ぶりの日本でのプレーは、いきなりの3連続ボギー。10番スタートの1打目がいきなりペナルティエリアで水しぶきをあげるという波乱の幕開けだったが、かつての世界王者はそれだけでは終わらなかった。

3ボギーのあとは2度の3連続バーディなど、合計9バーディ。6アンダーの首位タイスタートはどのようにして生まれたのか。

プレーで光ったのは、アイアンショットとパッティング。パーオン率は1位タイの83.33%で平均パットは1.533でこちらも1位。狭い習志野CCのコース攻略でもっと重要とされたフェアウェイキープ率は46.15%と78人中42位タイだが、セカンド地点からの攻撃力は群を抜いた。

ティショットがラフにつかまっても、そこからのウッズは、危なげなくグリーンを捉えた。最終ホールの9番では右ラフからの残り200ヤードを8番アイアンで放ち、ピン手前2メートルにピタリ。バーディフィニッシュとした。そんなスーパーショットをウッズが解説「200ヤードだったけど、8番アイアンでいいと思った。この芝はとんでもなくフライヤーすることがある」と、完ぺきな計算で9つめのバーディを奪った。

月曜日のスキンズマッチ時より「ラフが短くなっていた。昨日はプロアマがあったから、刈ることにしたのだろう」と、しっかりと芝の見きわめができてのラフ攻略。「明日の雨で、もう刈ることはできないだろうから、そうなると、明日以降はフェアウェイヒットが必須になる」と、残りの54ホールは少しだけドライバーの精度を上げたいところだ。

加えて、決まりまくったパッティングも「不思議な日だった」と振り返るほどの出来だった。「きょうは7番のフックライン以外は、ぜんぶスライスラインだった。クレイジー」と、偶然にも同じようなラインについたパッティングを沈めていった。「こんなラウンドは久しくなかった。7、8回はスライスラインだった」と、グリーン上でのパフォーマンスにも目を丸くした。

2日目の中止で、週末はタイトなスケジュール。年齢的にも厳しく、2カ月ぶりの実戦とあって、タフな戦いが待ち受ける。それでも、世界を魅了してきたウッズのプレーが陰りを見せることはないのか。2005年の「ダンロップフェニックス」以来の日本3勝目へ。ウッズの進撃に期待が高まってきた。(文・高桑均)

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