出口が見えたところでまたトンネル 福田真未は“再度”たどり着いた答えでシードをつかめるか

出口が見えたところでまたトンネル 福田真未は“再度”たどり着いた答えでシードをつかめるか

トンネルの出口に差し掛かっている福田真未 シード死守なるか?(撮影:鈴木祥)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目◇25日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6510ヤード・パー72>

現在賞金ランキング48位。2014年に初めて獲得して以降守り続けるシード死守(賞金ランク50位以内)へ、福田真未に光が見えてきた。2アンダー・10位タイと上々の立ち上がりを見せると、この日も4バーディ・2ボギーと2つ伸ばし、賞金総額2億円のビッグトーナメントでトータル4アンダー・暫定6位タイと好位置につけている。


要因は“考えすぎること”をやめたこと。「これまでたくさんのチェックポイントがあって悩みに悩み抜いていました。ドローからフェードに球筋を変えてみたり。そうこうしているうちに考えすぎて、打つのが怖くなっていました。コースもどんどん狭く見えて…」と悪循環に陥っていた。

それを「ここ1カ月くらいはあれこれ考えず“振り切る”ことだけを意識したんです。そこだけに集中したらショットが良くなって、コースも広く見えるようになってきました」。9月末の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」からは4試合連続予選通過。徐々に調子を上げいき、今大会の好成績へとつなげている。

実はこの「考えすぎるのをやめる」というのは7月に一度たどり着いた答えだった。「センチュリー21レディス」で、コーチからも「スイングは悪くない」と言われていたことから、逆に無心で振ることを決意。すると変な意識がなくなったことで自然とリズムが良くなり、上体の力も抜けて調子が急上昇した。「少しずつ自信を持って振れている」と言えるほどまで戻していたのだ。

だが、その後スコアが出ないことから、またしてもトンネルのなかへ。「気になることをすぐに忘れちゃって(笑)」と今では冗談めかして言えるが、どうしても考えすぎてしまうのは悪いクセ。出口が見えかかっていたところで、“再発”してしまっていた。

なんとかシード死守のかかった大一番に間に合わせた福田。「今大会が始まる前はシードのこともあって緊張していました。ですが、もうやりきるしかないと思って無心でできています。これで予選落ちもないと思うのでさらに思い切ってできます。強い気持ちを持ってシード争いよりも優勝を見据えてやっていきたい」。強い自信と確固たる無心で、残り36ホールを戦い抜く。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>