タイガーもビックリ! 観客のいないコースに響いた“タイガー・コール”

タイガーもビックリ! 観客のいないコースに響いた“タイガー・コール”

明日は声援を背にさらに輝く!(撮影:岩本芳弘)

<ZOZO Championship 3日目◇26日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

台風21号の影響で、安全を考慮してギャラリーを入れずに行われた第2ラウンド。異例の“無観客”状態にコース内はしんと静まりかえった中での競技と…、なるはずだった。


初日は1万8000人を超える動員数を記録し、選手が登場するたびに拍手喝采。タイガー・ウッズ(米国)が目の前を通れば大歓声が上がり、これまでにない熱気にあふれていた。この日コース内に入ることができたのは、メディアや関係者のみ。バーディをとっても、ピンの近くにつけても控え目な拍手と声援が飛ぶのみだった。

ところが、タイガーが3番ホールを終えて、次のホールに向かう途中。どこからともなく聞こえてきたのが、「タイガー! タイガー!」という大きな声。4番はコース敷地の外側、私道に沿うように伸びており、コースに入ることができなかった観客が、外側からのぞいていたのだ。

よく見ると、木々のすき間からコース内をのぞく人々。505ヤードの4番に沿ってぎっしりと人が並んでいる。「いないと思っていたので驚いた。朝コースに入るときも見えたし、4番のティショットで呼び声が聞こえて、13番でも聞こえた」と、これにはタイガーも驚いたようだ。

入場できない事を知らずに、朝からクラブハウス前まで来て止められる観客も多くいた。外から見ていた人の中には、遠方から来て、諦めきれずに最寄りの駅から30分以上かけて歩いてきた人もいた。そんな観客たちの思いを汲んだように、この日も「64」のビッグスコアを出してトータル12アンダー・単独首位に立った世界のスーパースター。明日は3日ぶりにコースでタイガーコールを浴びて、さらに輝きを増すだろう。(文・谷口愛純)

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