タイガー・ウッズ、連日の「64」で首位固め 被災地のために奮闘誓う

タイガー・ウッズ、連日の「64」で首位固め 被災地のために奮闘誓う

タイガー・ウッズが単独首位! このまま突っ走るか?(撮影:岩本芳弘)

<ZOZO Championship 3日目◇26日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

2日連続の「64」をマークしたタイガー・ウッズ(米国)が、日本初開催の米国男子ツアーで圧倒的な存在感を放っている。


木曜日の第1ラウンドは3連続ボギーのあとに9バーディを奪い首位タイ。この日行われた第2ラウンドでは前半を1アンダー、後半は圧巻の5バーディで、一気に首位固めに走った。

「昨日よりもショットが良くなったし、パッティングも引き続き良かった」とくれば、単独首位も当然の結果。「雨の影響がないことにビックリした。それでもグリーンが少し軟らかかったので、アグレッシブに攻めた結果」と、懸命な復旧の末にできあがったコースで、その美技を見せつけた。

8月以来の試合で、2019-20シーズン初戦。さらには左ヒザの手術明けと、決して万全ではないなかで、これだけのパフォーマンス。今までのウッズならオフシーズンまっただ中だが、今は張り切る理由がある。12月の「プレジデンツカップ」と来年の東京五輪出場に向け世界ランキングを上げるためだ。

「自分でもここまでスコアが出るとは思っていなかったけど、アイアンが本当にいい。ピンの手前の上りのラインにつけることができている」と、ここまでは万全のコース攻略でここまではトップをキープ。だが、ここからが本当の勝負のはじまりだ。

記録的豪雨の影響で日程は大幅に狂い、日曜日は残る36ホールを消化できるだけ消化することになる。「明日は10時間くらいゴルフをするのかな。とにかく今夜よく食べて、明日もよく食べて、しっかりとウォームアップする。あしたは肉体的にも精神的にも試される日になる」と、長丁場の1日を警戒する。

ファンがまったくいない会場では「バーディを獲っても誰も拍手してくれないので、それに答える必要がなかった」と、不思議なラウンドも「ひたすらリーダーボードを上がって行くことしか考えていなかった」と、プレー時は自らを鼓舞し、スコアを伸ばし続けた。

「前回の台風では死者も出ているし、今回がそこまでひどくないことを願っている。避難所も近くにあると聞いている。これ以上の被害が出ないことを願う」と、被災地への言葉も忘れないウッズ。「明日はたくさんの声援がほしい」。心優しきウッズが自分のため、そして被災地のために、日曜日は大勢のファンの前で、熱く燃える戦いを見せる。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

関連記事(外部サイト)