「英樹のパットを見たくて、あえて2打目を遅らせた」タイガー・ウッズ、82勝の心境を語る【優勝会見 一問一答】

「英樹のパットを見たくて、あえて2打目を遅らせた」タイガー・ウッズ、82勝の心境を語る【優勝会見 一問一答】

タイガー・ウッズが会見で思いを語る(撮影:岩本芳弘)

<ZOZO Championship最終日◇28日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

第1回「ZOZO Championship」で米ツアー通算82勝を挙げたタイガー・ウッズ(米国)。82勝という数字は、サム・スニードに並ぶツアー最多タイの記録。日本の地で快挙を達成した優勝直後のウッズの言葉を一問一答でお届けする。


■大会初代優勝者としての気持ちは?
「5日間の大半をリーダーとして過ごしたので、まずはとても長い1週間だった。英樹が昨日連続バーディでチャージをおこして、今日も良いスタート。私がミスもあったので接戦だった。13、15番のバーディパットを決められていたらよかったが、叶わず。18番ティについたとき、観客が英樹のショットに拍手をしていたから良いショットを決めたと踏んでいた。リーダーボードも遠くて確認できていなかったので、最後をパーで上がることが出来れば1打差で優勝できると思っていた。結果的に3打差で驚いている。

■82勝はどんな意味がある?
「大きな意味を持つ数字。達成するには安定して結果を残すことが必要。サムは50代、私は40代で達成し、これまでのキャリアをとても幸運に思う。23年前に初優勝してから今回サムスニードさんの記録に並ぶことが出来て本当に素晴らしい一週間になった」

■膝の手術の影響は?
「このような高いレベルで再びプレーできるかはわからなかったが、数ヶ月ぶりにしゃがんでラインを読めるようになった。小さいことだが、それが違いを生む。スタンスも良くなったので楽にプレーできるようになった。スイングに関してはスピードも戻ってきて、皮肉なことにそのおかげで背中の痛みも少し和らいだ。回転がきくようになったが、痛みはこれからも常にあるだろう。ただ、今は痛みは若干やわらいでいる。今週3連続ボギーで始まり、まさかこのようなスコアで上がれるとは思っていなかった。今週はいくつかミスもあったが、そこまで悪いものではなく、うまくリカバリーできたし、パットも決めることができた。

■サム・スニードと昔会ったとき、52歳で自分がプレーしている姿を想像できた?
「たしか、カラバサスカントリークラブで昔サムとプレーした。17、18番だけ一緒にプレーしたが、17は私が池にいれてボギー、18もボギーだったが、彼はパー。2ホールで2打差をつけられたよ。

52歳までぜひプレーし続けられたら良いね。数年前に同じ質問を聞かれていたら答えは違ったかもしれないが、今は未来も明るいし、彼のように40代後半、50代前半でも安置したプレーをしていたい」

■自分を疑ってきた人たちを、見返すことができていることについては?
「そこから抜け出して自分で道を切り開くことの満足感はある。抜け出すのが大変なときはあるが、長年その方法を見つけてきた。ただ今回はとくに難しかった。2ヵ月前に手術をし、また復活して優勝するのは簡単なことではない。自分の両手を信じているし、そこに変わりは無い」

■今週はどれほど大変だった?
「この試合は本当にきつかった。精神的にストレスもあったし、コントロールするのが難しい。最後にこのポジションにいたのは、昨年のツアーチャンピオンシップで、非常にストレスがたまるし消耗する。今週は大事なパットを決めてなんとか優勝することができた。英樹が追い上げてきたが、うまく14、18番でバーディパットが決まってくれた」

■五輪については?
「ぜひアメリカ代表として出たい。今は世界ランク9位で、この結果で少し上がると思うが、締め切りがいつかはわからない。友人の何人かは五輪に出場しているが、一生に一度の経験だといっていた。金メダルを目指してプレーしたことはないので、もし出場できたら光栄なことだし、来年には44歳になっているのでその後何回チャンスがあるかもわからない」

■リードしながらの7ホール、勢いを保つ難しさは?
「一番難しいホールのひとつだが、12番は重要だと思っていた。ティショットはよかったが、6番アイアンでミスショットしてボギー。その結果いきなり2打差。14番のときに英樹のパットの結果を見たかったので、あえてセカンドショットを遅らせた。外したのでレイアップが少し気が楽になり、キーガンのパットを参考にしてバーディを決めることができた。

15番でこれを決めたら優勝だと思ったが決まらず。英樹が16番で決めたから、最後まで結果がわからない試合になった」

■サム・スニードの記録を目標として意識し始めたのは?
「50勝したあたりから意識し始めたが、背中のケガもあり数年間プレーできなかった。難しくなったと思ったが、背中の手術を繰り返し、再び高いレベルでプレーできるようになったことで、また現実的な目標になった。

■今週のファンにむけて?
「来てくれたことに感謝している。今週は天候があれたが、月曜にもかかわらず応援しに来てくれたことは私たちにとって特別だった。今週はスキンズマッチからずっと応援してくれていたし、私が日本にくるときはいつも多くのファンが駆けつけてくれる。彼らのような知識が深く、情熱的なファンの前でプレーするのは楽しい。また来年、この経験ができることを楽しみにしている」

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